今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
目次 | (総目次) [次の10件を表示] 表紙 |
2002-02-25 『かめくん』 北野勇作 / 徳間デュアル文庫 |
2002-02-25 『かめくん』 北野勇作 / 徳間デュアル文庫 | |
【エスプレッソを飲んでから,ミワコさんはかめくんの甲羅にいろんな色の電極やプローブやスキャナを取り付ける。】 |
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異星で働くレプリカメ,擬似イベント戦争,サイバーパンクな世界観など,本書は意外なほど正当派のSFとしての骨子をもっています。SFはここまできた,というべきなのか,ここまでしかこられていない,というべきなのか,難しいところです。 / 烏丸 ( 2002-02-25 00:12 ) |
2002-02-21 『だめんず・うぉ〜か〜』 倉田真由美 / 扶桑社 | |
【いい男にもてあそばれるほうが ブサイクと真剣につき合うより100倍ましでしょーが】 |
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本書は発表の場の温度と企画がうまくミックスした,そんな感じがします。ただ,そもそもダメ男といえば,演歌,歌謡曲,邦画のメインストリームだったような。 / 烏丸 ( 2002-02-22 01:07 ) これ読んで、学んどけ(涙)。か・・・。 / あやや ( 2002-02-21 10:22 ) |
2002-02-16 『プロ野球殿堂 ダメ監督列伝 怒涛編』 テリー伊藤 / メディアワークス | |
【子供が学校でいじめられるから,やめて】 |
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2002-02-12 『牌がささやく 麻雀小説傑作選』 結城信孝編 / 徳間文庫 | |
【失牌は成功のもと】 |
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漱石が麻雀らしき遊戯を「博奕の道具は頗る雅なものであった」と記したのは,明治42年の東京朝日新聞紙上の紀行文『満韓ところゞ』において。同年は,日本に麻雀牌が持ち込まれた年でもあるそうです。 / 烏丸 ( 2002-02-16 10:40 ) いやいや,だらしがなかっただけです。学費を親に依存した以上,間違っても「無頼」を口にしてはなりますまい。もっとも当節は三十路を越えても生活や仕事の面で親に依存したままの者も少なくなく,そんなのに限って口だけ達者だったり。 / 烏丸 ( 2002-02-16 10:32 ) カラス様は無頼な青春時代を送られたのですね。漱石の麻雀モノとはもしや「吾輩は猫である」とか? / 「アクロイド」しかわからない人 ( 2002-02-16 07:24 ) |
2002-02-07 ジョン・レノン『ヌートピア宣言』などについての断章 | |
音楽の好みなんて人それぞれで,そもそも当人にだって説明つきゃしない。 |
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「哀愁のヨーロッパ・バイソンやねん」「ピーター・プランクトン」なども,タイトルからして素敵。「カブト虫は840円」はなぜかといえば,消費税がつくからだそうです。 / 烏丸 ( 2002-02-16 21:09 ) 知りませんでした(笑)。「むしまるQ」ですね、今度見てみます。 / ガス欠コイン ( 2002-02-16 11:52 ) NHK教育の「むしまるQ」の挿入曲が,いろいろなロックの名曲のパクリなのをご存知でしょうか。「サーモンUSA」とか,「じみへん」とか。その中で鈴木トオルが豚の父と息子を歌い上げた名曲が「ボス豚」。こりゃー,泣けます。 / 烏丸 ( 2002-02-09 00:54 ) 確かに『ヌートピア宣言』は、エアポケットに入ってしまったようですね。「マインド・ゲームス」は個人的には好きなのですが。まあ、でも、あの頃のジョンは、改めて模索する日々が続いていたのではないでしょうか。僕もジャーニーは凄い高音だなと思いましたが、それだけで、ボストンは好きでしたよ。 / ガス欠コイン ( 2002-02-08 01:39 ) |
2002-02-03 ニュー・オーダーについての断章 | |
New Orderの新譜‘Get Ready’,もちろん昨夏に発売されたアルバムを今さら「新譜」でもないのだけれど,前作の‘Republic’が8年前で,90年代のオリジナルアルバムがその1枚だけだったことを思えば,半年やそこらは誤差に過ぎない。 |
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ところが,New Orderのファンサイトで有名な(そうか?)Ceremonyのlyricsを見ると,どうもそこはIanではなく単にinのようで……。うーん,まるで曲の意味が違ってしまう。でも,ここはあえて『THE BEST OF NEW ORDER』に500カノッサ。 / 烏丸 ( 2002-02-09 01:07 ) New Orderといえば初期はメンバーの顔写真や歌詞を一切載せない無愛想なバンドとして有名でしたね。そのため,予想外のトラブル(?)もあります。たとえば『THE BEST OF NEW ORDER』では‘Vanishing Point’の最後から2行をLike Ian whistled the wind. …… he never gave it up.と耳コピしてしまっています。これは,Ianのことを思うと切ない。本当に切ない。 / 烏丸 ( 2002-02-09 01:07 ) New Orderについては、ちょっと一言では突っ込めません。色々な思いが錯綜しています。 / ガス欠コイン ( 2002-02-08 01:52 ) |
2002-01-29 スザンヌ・ヴェガについての断章 | |
昨秋に発売されたSuzanne Vegaの6作めのスタジオ録音アルバム‘SONGS IN RED AND GRAY’は,初期のSuzanne Vegaを思い起こさせるアコースティックな音がとても好もしい。 |
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カラスがSuzanne Vegaに感じるのは,どちらかというと向こうから届くものより,かまってあげなくっちゃ,な感じとでもいいましょうか。向こうからやってきて部屋を模様替えまでしてしまうのがPatti Smithだったりするわけですが。 / 烏丸 ( 2002-02-09 01:15 ) 僕はスザンヌ・ヴェガの「LUKA」は特に大好きな曲でしたね。世界の○窓からのBGMで流されていて、局に「歌詞の意味がわかっているのか」と抗議電話を入れたほどです。スティングも大好きですねえ。最後の2行に関してですが、僕の心を満たしてはくれませんが、思いっきり届きます。 / ガス欠コイン ( 2002-02-08 01:49 ) フィー子さま,本文では触れませんでしたが,このジャケットはお気に入りです。このようなソフトフォーカスで,このように見る目がとても好もしく思えます。 / 烏丸 ( 2002-02-03 03:05 ) Hideyさま,ちょっと褒めすぎ。(いちおう多少意図的ではありますが)我ながら気取って嫌味な文章だと思います。そういう文体でないとこの内容は書けないなぁ,と考えた結果ではありますが,New Orderについても書きたいことを書いたことだし,とっとと次の文体に移りたいと思います。 / 烏丸 ( 2002-02-03 03:05 ) おっしゃっていることよくわかるなあと思いながら読みました。 / フィー子 ( 2002-02-02 16:24 ) 見事な文章、堪能させていただきました。個人的にスザンヌ・ヴェガもスティングも大好きです。スティングは独特の歌のうまさを持っていると思います。天才的な音感が歌の表情にも表れて、特にコンサートでの歌唱はちょっと唸ってしまうほどでした。 / Hidey ( 2002-02-02 14:01 ) そういえば,どこかのコーヒーのCMでTOM'S DINERが使われていましたね。TOM'S DINERといえば,トリビュートというかラップというか,すごいアルバムもあったような記憶が。LUKAかな。 / 烏丸 ( 2002-01-31 02:36 ) さる「インスタントコーヒー」を飲みたくなる衝動ですか・・・ / しっぽな@るるる〜〜ー♪ ( 2002-01-29 18:24 ) |
2002-01-27 『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』 狩野博幸 / 小学館アートセレクション | |
【居士は少きより専ら新奇に務め,套習に渉ることを欲せず】 |
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しっぽなさま,そういえばカラスは,楽譜がベートーベンの顔に見える,とか,そういった一種のピクセル遊びが好きな性質のようです。 / 烏丸 ( 2002-01-31 02:31 ) Jyakucyuの魅力が解るのは外人さんの方が多いかも〜ー〜、ですね。。。クロスステッチ刺繍をしていて思ったのですが、あれって超ピクセル画像なんです・・・ / しっぽな@手仕事にっぽん ( 2002-01-29 18:20 ) しっぽなさま,海外のサイトで数10ドルの売り物があったのですが,その程度の金額では,おそらくポスター程度のものなのだと思われます。それにしても,日本語で検索するよりJakuchuで検索したほうがヒットするとは,さすが……。 / 烏丸 ( 2002-01-28 02:22 ) 正月、飲んだくれた後姉妹でNHKのこれらの番組を鑑賞するのが恒例となっています。。。あの屏風、確かに入手したい!と、そういう願望を抱く人は多いと想えます〜〜ー〜こうなりゃ、若冲グッヅ作ってネット販売に参入しよか〜〜〜なんって。 / しっぽな@お祝いありがとう♪ ( 2002-01-27 13:42 ) 「鳥獣花木図屏風」のリンク先の画像は小さいし,色もぜんぜんよろしくありません。アメリカのサイトなども探していますが,なかなかよい画像ファイルがないようです。 / 烏丸 ( 2002-01-27 02:31 ) |
2002-01-24 ここで会ったが百円め,百も承知の 『カラスの事件ファイル 紫陽花寺殺人事件』 吉岡道夫 / ダイソー・ミステリー・シリーズ2 | |
【ともかくカラスの正体をつきとめることですよね】 |
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あややさま,100円ショップのもう1つのヒットは,トランプやコップを使った(比較的簡単な)手品を載せた本でした。もっとも,息子の机のどこかにまぎれこんでしまって,買ってきた翌日以来,読むことができないのですが。 / 烏丸 ( 2002-01-25 01:11 ) んまい!ですな。さすがでございます。 料理レシピの閉じ合わせみたいな本が売ってるなァとは思っていましたが、ミステリまで打っているとは思いませんでした。ちょっと覗いてみやんす。 / あやや ( 2002-01-24 10:09 ) 佐藤マコト『サトラレ』の第2巻,発売中。いや,まったくSF(スペキュレイティブ・フィクション)の醍醐味。ピュアさでは第1巻のほうでしょうが,それでもやっぱり,泣けます。それにしても,この,複数の主人公が同時進行する設定,作者はキツいだろうなぁ。カバーの「毎回,最終回のつもり」「せっぱつまって2巻目」という言葉が思い。 / 烏丸 ( 2002-01-24 01:53 ) 大昔,もう二十年以上前に(その後はよく知らない)旺文社の『中一時代』についていたミステリやSFの付録冊子を思い出してしまいました。従兄,従姉らの付録ももらって,ハインラインやアシモフ,ウールリッチに初めて触れたのはそのラインナップでした。 / 烏丸 ( 2002-01-24 01:53 ) |
2002-01-20 十代の夢のフローチャート 『キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方I』 村山由佳 / 集英社文庫 | |
【俺がどれだけ悩んだかわかってるのか!】 |
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デビュー作『天使の卵』読了。さすがに,これは……うんざりというか,げんなりというか。しばらく休憩を擁する味覚でありました。 / 烏丸 ( 2002-01-26 01:40 ) 「最近は」というと,『天使の卵』とかこの作品とかはティーン向けじゃないんでしょうか。うーむむむ。 / 烏丸 ( 2002-01-24 01:58 ) 村上さん、なんか最近はティーンズ向け作品が多いみたいで、まじコミックの原作用みたいな連作もしてますよ。そういう手のところに、いくつか。文庫じゃないんですが。僕もこの人の本、大抵買ってしまうんだけど、あとで公開しちゃう。買うようなものだったのか?って。単に中毒化しちゃってるだけなんでしょか。 / mishika ( 2002-01-22 07:13 ) こたつにいさん,カラスのマンガ風の夢といえば,それはもう「目から光線」,これにつきます。あとは広島生まれの病弱な少女とテレパシー。 / 烏丸 ( 2002-01-22 02:24 ) 今日も先ほど帰り道のブックオフでこの作者の文庫を何冊か仕入れてまいりました。新刊書店でないあたり,ちょっと腰が引けてます……。 / 烏丸 ( 2002-01-22 02:23 ) 漫画ならではの男の夢といえば、「毒蛇に噛まれた美少女の脚の傷口から毒を吸い出す」というのがありますなあ。何十年も生きてきましたが、私の周りでは蛇に噛まれて往生したという人は誰も現れていませんが。 / こたつにいさん ( 2002-01-21 01:36 ) 「ある世代」とは少・中・高位の年代だと思うのですが、なぜかYOUNG誌に漫画化されて掲載していました・・・絶句してしまいましたよ〜〜〜!!烏丸様の書評に意外な一冊です、と思いました。 / 楽しいからOKです!! ( 2002-01-21 00:54 ) |