今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
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2000-12-18 どちら側の山田正紀 『女囮捜査官』シリーズ試論 最終回 |
2000-12-18 どちら側の山田正紀 『女囮捜査官』シリーズ試論 最終回 | |
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というわけで,美奈子さま,ちゃっちゃっと書いてしまいました。最近のイチオシはやはりグーグル。 / 烏丸 ( 2000-12-19 14:37 ) 「よおぉ〜し,ここにつっこみを入れろぉ」「イ,イエス」 / スネーク烏丸 ( 2000-12-19 11:46 ) 検索エンジンですか……ちょっとつっこみだと長くなりそうなので,あとで簡単にまとめましょうか(たいした内容にはなりませんが)。 / 烏丸 ( 2000-12-19 11:43 ) ちょっと待ってくださいカラスさん、ミナ嶋さん。私はSFのレコードを3,000枚持っているんですが、その結果言えることは「いいものもある、わるいものもある」…。 / スネークぽたりん ( 2000-12-19 08:32 ) おはようございます。昨日は鷹揚にお誘いいただき、ありがとうございました。今朝見るとやっぱり大風呂敷で恥ずかしい(苦笑)。ところで烏丸様、検索エンジンはどちらをお使いですか? よろしかったらお教えくださいませ。(「SFの衰退」と入れてそんなに出てくるものなのですか、面白いですね。) / 美奈子 ( 2000-12-19 06:07 ) 『ハリー・ポッター』を《こちら側》の手柄にするのはさすがにずるい! と思うと同時に,いろいろなものを《あちら側》といって排除しちゃうと同族婚が進む……難しいですね。SFとは,となるとテーマが重い……。それにしても,ヴェルヌやウェルズは,今でも超弩級に面白い。それが不思議。 / 烏丸 ( 2000-12-19 01:19 ) 「星や筒井はSFだったのか?」なるほど。確かに彼らはアシモフ、ハインラインのような「万人向け」ではないですね。強烈すぎて、それぞれがワン・アンド・オンリーという感じ。……この点は深い話になってくるのでは、という気がします。つまり換言すると「そもそもSFって何?」という問題につながりますよね。Science fiction? Speculative fiction? 「科学知識が散りばめられてさえいればSF」ってわけじゃない。う〜ん、この点はじっくり考えてみたいです。 / 美奈子 ( 2000-12-19 01:08 ) 今年のネビュラ賞候補作品には『ハリー・ポッター』シリーズが含まれている(た?)そうです。アメリカでも苦しいんでしょうか、それほどまでして読者層を広げて、何としても盛り上げたいという意図の表れ……? でも「それは違うんじゃないの?」というファンの声もかなり出ているようです。ハリー・ポッターは邦訳で読もうと思っていますが(遠い知人が翻訳を手がけたので)。 / 美奈子 ( 2000-12-19 01:06 ) けれども、SFにはそれしか途がないわけじゃない。ブラッドベリやJ.G.バラードのように、ハードな知識バリバリというわけではまったくないのに燦然と輝きつづける作品もある。いつか烏丸様がおっしゃっていたように、ヴェルヌも依然として古びていない。だから、「SFで描きうる世界が現実世界の進化する速度に追いつけなくなった」というのは言い訳にすぎないのでは、という見方もあると思います。 / 美奈子 ( 2000-12-19 01:04 ) 「すごく読み手を選ぶ」、そうだと思います。作家自身がすごく勉強して書いた分、読み手にも前提とされる知識が必要となると、それはエンターテインメントとしてかなり苦しい。ホーガン型ハードSFの系譜を担いつつストーリーに矛盾のないフィクションを書こうとすると、極度に読者を限定して、ぽたりん様が示されたように「読者も作者も限定される同族婚状態」という袋小路に陥ってしまう。 / 美奈子 ( 2000-12-19 00:58 ) 日本でも『X電車で行こう』の山野浩一らがニューウェーブを提唱しましたが,実は御大・小松左京の同時期の短編集『牙の時代』のほうがよほどニューウェーブ。これじゃ新人は出て行けないよ,と当時思ったものです。 / 烏丸 ( 2000-12-18 23:42 ) 少なくとも,ハインライン,アシモフを目標とする(さらに彼らに対するアンチとしてニューウェーブを持ち出す)ほうがわかりやすい。スターウォーズ以降のじゃんじゃかあるアメリカ産SFを彼らは「胸を張って」作れるのに,日本では(予算の問題だけでなく)どこか純文学における実験的というか,ゆがんだ作品でないと評価されない,そんな気がします。 / 烏丸 ( 2000-12-18 23:38 ) あと,あまり言われてないこととして,日本では,シュルレアリスム等にあたる表現の実験とSFとが混乱した面があると思います。星や筒井,そして小松の一部は本当にSFだったのか,ということ。それはそれで凄い作品群だったのですが,後進にとっては目標がつかみにくかったのではないかと思います。 / 烏丸 ( 2000-12-18 23:36 ) 検索エンジンで「SFの衰退」で検索してみたところ,だいたい先ほどの(1)〜(3),それに加えて「SFプロパーの新人賞がなくて若手作家を発掘できなかった」というのをちらほら見ました。しかし,出版社からみて商売にならないから賞が設けられなかった,ということだとすれば,それは原因なのか結果なのか……。あと,全般にSFの現状と未来について能天気な印象がいや。もっと現状の「衰退」「キツさ」を認識してほしい。 / 烏丸 ( 2000-12-18 23:36 ) 美奈子さま,ありがとうございます。まったく同感,海外でも全盛期のSF的な作品の噂はあまり聞きませんね。ネットワークや遺伝子工学など最新科学をよく勉強して盛り込んだ作品もあるにはあるようですが,それはアシモフの読者に比べればすごく読み手を選ぶような気がします(それって,細分化された科学の現状と見事にクロスするような)。 / 烏丸 ( 2000-12-18 23:36 ) あ〜なんかゴチャゴチャと(汗)……読みづらくしちゃってすみません。 / 美奈子 ( 2000-12-18 21:53 ) つまり、ご指摘のように、SFスピリッツが日常へ「拡散」した結果、文字媒体の担う領域が(表面上)狭まってきているのではないかと。拡散するようになった要因としては、日本では烏丸様の挙げられている(2)がやはり大きそうですね。(3)については、科学の成果が専門化・細分化されすぎて素人にはとてもフォローしきれない状態になっていることに加えて、宇宙開発については、東西冷戦終結以後「国威をかけた(外向きの)」宇宙開発に振り向けられる予算が世界的に縮小したという政治環境の変化も背景にあるかもしれません。 / 美奈子 ( 2000-12-18 21:23 ) 私が知らないだけかもしれませんが、日本モノに限らず海外SFの話題も最近はあまり耳にしません。烏丸様の言葉を借りると、生活していて「昔ほどSFにニーズを感じない」状態になってきたから――一昔前まではSFの世界でしか想定して語りえなかっただろう現象が、(ネットの爆発的な拡大に代表されるように)現実の中に急速に浸透してきているせいではないかと感じております。たとえば先日は、AIBO第二世代やホンダの人型ロボットが踊るのを見て「ああアシモフのロボットがついに」と唸った人も多かったのではないでしょうか。 / 美奈子 ( 2000-12-18 21:21 ) もう1つ,従来の枠組みの「日本SF」は確かに衰退したけれど,ナウシカやエヴァンゲリオン,ドラゴンボール,バイオハザード,ポケモンなどにSFスピリッツを見れば,層はむしろ広がったという見方もできます。「拡散」ってやつですが……。美奈子さまはこのへん,いかがお考えでせう。 / 烏丸 ( 2000-12-18 16:31 ) 日本SFがなぜ衰退したか,は……実は,よくわからないのです。(1)星,小松,筒井が巨大過ぎて並みの新人は相手にされなかった,(2)アニメ,ゲーム界に優秀な才能が流れた,(3)科学の成果が宇宙開発のように目に見えるイメージでなくなってしまった(しかも後ろ向き),などなど。読者と作者が同族婚というのもあるとは思いますが,それだと「自分自身,昔ほどSFにニーズを感じない」説明ができないのです。 / 烏丸 ( 2000-12-18 16:24 ) なるほどなるほど、SFの状況がよくわかりました。さて、私が「日本のSFが滅びに至った道」と考えているのは、読者も作者も固定された状況が長く続いたことによる代謝機能の退化であり、新本格者どもも「かくあるべし」なんて言っちゃってると、そのうち日本中でミステリクラブの部員しか読まなくなっちゃうよん、という感じのことでございます。ところで、SFが読者も作者も固定されたいわゆる同族婚状態を永く続けたために衰退した、というのは「と学会」の受け売りなのですが、実際のところはそうではないのでしょうかねい。 / こすもぽたりん ( 2000-12-18 13:55 ) しかし,新本格派をこきおろす勢いで山田正紀氏については必要以上にキツい内容になってしまいました。なんだかんだとブーたれつつ,『神狩り』以来の大ファンなんですが。 / 烏丸 ( 2000-12-18 12:44 ) 我孫子武丸の解説が「意外や常識的かつ良識的(失礼)」のくだりで含み笑い…そして最後の一文で大笑いしてしまいました。「2000ページを9か月」とは…赤川次郎かいっ(笑) / 筒井もホーガンもブラッドベリも、ですね! ( 2000-12-18 06:57 ) |
2000-12-17 山田正紀はミステリに寝返ったのか!? 『女囮捜査官』シリーズ試論 第2回 | |
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新本格派の現状は,日本SFとはちょいと違うように思う,ということは次の3回めにて扱っています。いかがでせうか。 / 烏丸 ( 2000-12-18 00:22 ) いやまったく,新本格派の若いもんに「セバスチァン・ジャプリゾに至っては《サスペンス》」なんて言われたかーありません。『シンデレラの罠』はそんなに大長編というわけではないのに,でんぐり返りました。(もっとも,今やあらすじも記憶してないんですが) / 烏丸 ( 2000-12-18 00:21 ) 二階堂黎人の望む世界は、日本のSFが滅びに至った道そのもののような気がしますねえ。誰がどちらがわにいるかとか、分類としてはとかどうでもいいことなんですがねえ。そこまで傲岸不遜になれる理由がわかりませんですねえ。 / こすもぽたりん ( 2000-12-17 12:16 ) 山田正紀は本当に著作が多いですね。「帰化」されたら悲しいかも(笑)。それはさておき、セバスチァン・ジャプリゾ!! 懐かしい〜! 『シンデレラの罠』でしたっけ? 夢中になりましたよ〜。 / 美奈子 ( 2000-12-17 06:40 ) |
2000-12-16 ミステリ者必読! 『女囮捜査官』 山田正紀 / 幻冬舎文庫 | |
【生まれながらの被害者】 |
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なんだか,書いているうちに3回シリーズになってしまいました。「日常の謎」のときみたいに,練っているつもりはないんだけどなー……。 / 烏丸 ( 2000-12-17 02:32 ) 「神狩り」「崑崙遊撃隊」好きでした。久しぶりに読んでみよう! / TAKE ( 2000-12-16 13:29 ) ほえ〜、まったく知らない世界だにょ〜(©でじこ) / こすもぽたりん ( 2000-12-16 10:21 ) |
2000-12-15 『猟奇文学館2 人獣怪婚』 七北数人 編 / ちくま文庫 | |
【美女と野獣,つうとよひょう】 |
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ははあ、カラス神父さまが「気色悪い」ということは、『大猟奇』の比ではないということですな。剣呑、剣呑。 / こすもぽたりん ( 2000-12-16 10:22 ) いや,まったく,その1ページの内容をここに書きたいが,それはネタバラシになるのでとてもできなくて。ああ,しかしキショク悪い。 / 烏丸 ( 2000-12-16 02:47 ) カラス神父様をして「身の毛がよだつ」のであれば、私なんぞは失神ものでしょうなあ。手を出さんとこう。眠れなくなりそう、いや、精神的外傷になりそうだし。 / こすもぽたりん ( 2000-12-16 01:08 ) |
2000-12-14 [雑談] 日本語入力時の単語登録テクニックあれこれ そのニ | |
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ふにゃふにゃ、そーかそーか、ひたすら納得でございますう。 / いつもむだばっかり涙 ( 2000-12-14 10:49 ) いや〜素晴らしいノウハウを公開していただきありがとうございます。以前、タグを登録しようとした時に、どうやっても最初の「<」だけ全角になってしまい「クーッ使えない!」と思っていたのですが、さっそく顔文字登録で試してみます。(ホントMSにはどうにかしてほしい) / ワード関連キレまくり事件多数経験者 ( 2000-12-14 07:09 ) |
2000-12-14 [雑談] 日本語入力時の単語登録テクニックあれこれ その一 | |
WindowsであれMac OSであれLinuxであれ,日本語を入力するときに便利なよう,単語を辞書登録している方は少なくないと思います。その場合,こんなふうにすると便利かも,というテクニック(いくつかは烏丸のオリジナルですが,多くは仲間内でよく使われているもの)をご紹介してみましょう。 (そのニにつづく) |
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昨夜アップした本文では「ものさし」の登録例が少しわかりにくくなっていましたので,少しだけ修正いたしました。 / 烏丸 ( 2000-12-14 12:02 ) すごい!@しか使っていなかった私には、半角英数の顔文字登録やものさしなんて、目からウロコでございます。さっそくやろうっと。(ここで昨日、PC本体が浸水していたらこうはいかない・・) / あやや ( 2000-12-14 01:14 ) |
2000-12-13 少年・少女の科学ゴコロをくすぐる 『まんがサイエンスVII 「見る」科学』 あさりよしとお / 学習研究社(NORAコミックス) | |
【あれは完全にアミロペクチンだよね】
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学研の「科学」の科学は,科学的思考というよりは豆知識的というか,文系寄りですし。ところで,カビの生えた政経とのことですが,お餅にカビが生えるのは乾いているように見えてたっぷり水分を吸収しているそうですから(本書「おもちとごはん どこがちがう?」より)まあよろしいんじゃないですか?(え? OBがウェットなだけ? そうかも) / 烏丸 ( 2000-12-13 20:00 ) 高分子吸収体や液晶、カニの殻の回なんかはとっつきやすくて、難しいとは全然思いませんでした。しかし科学に惹かれつつも私が結局選んだのは文系、よりによってカビの生えた政経・・・。 / 2ダブ ( 2000-12-13 19:36 ) 連載当初は絵柄も地味で,最近のものに比べると「どの程度おたっきーにやっちゃっていいのか,おそるおそる」な感じもありました。小学校当時,難しさについてはどんな印象をお持ちだったでしょうか? / 烏丸 ( 2000-12-13 16:23 ) 小学5年、6年の時に読んで以来、単行本は全巻初版で買ってます。私が読んでた当時はあやめちゃんとまなぶくんがまだ登場しておりませんでしたから、連載始まって1年目か2年目だったでしょうか・・・。時が流れるのは早い、と思うこのごろです。 / 2ダブ ( 2000-12-13 14:11 ) |
2000-12-12 『体にいい寄生虫 ダイエットから花粉症まで』 藤田紘一郎 / 講談社文庫 | |
【ジストマ六文銭クラッシュ!! ……それはもういいの】 |
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2000-12-11 これ読みながらウドン,スパゲッティが食えるか!? 『ただいま寄生中』 あさりよしとお / 白泉社(Jets Comics) | |
【行けっ ジストマ六文銭クラッシュ!!】 |
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あっ……。今たまたま気がついたんだけど,この書き込みで,タズラさまの「あさがお日記」を抜いて,はえあるひまじん書き込み数トップに。……よりによってこの書き込みで……。烏丸って。烏丸って……。 / 烏丸 ( 2000-12-11 20:06 ) 添付画像は,表紙カバーでは主人公がメガネっ娘であることがわからないので,カバー折り返しのところです。 / 烏丸 ( 2000-12-11 02:20 ) |
2000-12-10 なぜにこれほどツマラナンのか… 『おたんこナース』 佐々木倫子 / 小学館 | |
【どんな死がよいのかは医療者も含め誰も決めることはできません。】 |
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くーっ,白旗。 > あややさま / 烏丸 ( 2000-12-11 02:08 ) ↓あややん、ナイス。 / こすもぽたりん ( 2000-12-10 12:08 ) ↓いかん、あれは青木みつえだった・・・。(;▽;) / あやや ( 2000-12-10 07:43 ) 専門知識にかこまれている病院が舞台だからこそ、そういうことになっちゃったのかしら・・?私はスピリッツでしか読んでいないので「あとがき」は知りませんでしたが、みつえちゃんって本人の自画像よりサイバラ画のロボット顔のほうがイメージが強くなってしまっている今日この頃・・・。 / あやや ( 2000-12-10 07:42 ) |