今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
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2000-10-04 [雑談] 声を区別する言葉(石川セリ,ジョン・レノン,カレン・カーペンター……) |
2000-10-04 [雑談] 声を区別する言葉(石川セリ,ジョン・レノン,カレン・カーペンター……) | |
ケロロ軍曹の「第666野戦重砲マンガ小隊」が「NHK少年ドラマシリーズ」で盛り上がっていますが,それについて負けずに書こうとして,ふと思ったこと。 |
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あっ,書いている間に,マイケルさまのあらたなつっこみが(汗)。↓で前者,後者というのは,マイケルさまの最初のつっこみと前半,後半をさしております。 / 烏丸 ( 2000-10-04 23:59 ) 前者は,烏丸もそう思っていたところが,意外や区別をつけて認識していない人が多くてええっ!? と思ったことから。後者は,丁寧には書きませんでしたが,「ジョンの歌った」という余計なことを言ったテレビ局スタッフについてであって,ファンがジョン作詞の曲だと思っているぶんについては異論はありません(……と言いたいけど,あの当時,ジョンとポールをごったににした自称「ファン」がわらわらいて,烏丸は苛立っていたのでした。ジョンのファンのなんたらとか称する100人越える集会で,区別ついたのが数人だったと怒り狂った知人もいましたし)。かくいう烏丸にしても,その知人などに言わせればぜんぜんビートルズに詳しいわけではありませんが……。 / 烏丸 ( 2000-10-04 23:56 ) ただ、人間がどのように音を聞き分けているのか、というのは非常に興味があります。例えばJazzとかで、例えその演奏を耳にするのが初めてだとしても、最初の数小節を聞いただけで「あ、これはマイルス」「これはコルトレーン」とわかるのは不思議です。音に限らず、メロディもそうで、世の中には同じ曲でもちょっとテンポやアレンジを変えただけで元の曲が分からなくなる人がいるのが不思議です。 / マイケル ( 2000-10-04 23:53 ) 言葉で説明できなくても認識はできる。「Let it be」がポールのボーカルであるのはビートルズにちょっとでものめりこんだ人なら区別がつくと思う。これは選曲した人がビートルズを知らなかっただけ。 「イエスタディ」に関しては歌詞の内容(ポールが書いた)がファンの心理を代弁していたのであえてファンがその歌を選んだのだと思います。 / マイケル ( 2000-10-04 23:27 ) カララ少佐どのっ、拙文をご紹介いただき、まことにありがとうございますっ! / ケロロ軍曹 ( 2000-10-04 19:22 ) あ,そういえば,烏丸は,石川セリのライブを見ました。ライブの少ない人なので,これもかなりポイント高いかも。そのときのライブは『セリシャス・ライブ』でレコード化されました。観客の拍手の中に,烏丸のぱちぱちも含まれているはずっ。 / 烏丸 ( 2000-10-04 18:59 ) 大王さま,生カーペンターズをご覧ですか! それはうらやましい! カレンが亡くなったので,もう二度と見られない,貴重な体験ですねえ。烏丸は洋楽はブリティッシュロック(とくにプログレ)ファンですが,カーペンターズは大好きで,シングルレコードを『涙の乗車券』『遥かなる影』『愛のプレリュード』当時から,ずーーーーーーーーっと買っておりました。うるうる。 / 烏丸 ( 2000-10-04 18:56 ) ねむり猫さま,『つぶやき岩の秘密』は,LD,VHSで発売はされているようです。店頭で見たことはありませんが……。また,主題歌『遠い海の記憶』は,CDでは,石川セリのベストに収録されています。ときどき聞きます。 / 烏丸 ( 2000-10-04 18:51 ) をを、カーペンターズ。「券、余っているんだけれど、いっしょに行かない?」と友人に誘われたのが、カーペンターズ武道館コンサート。「行く!」と、いとも簡単についていったのですが、つい最近、あのコンサートは応募者が30万人もあったということを知って、「をを、口車、なんて運がよいんだ!」と思ったのでした。これで一生の運のかなりの部分を使い果たしたのかなぁ。 / 口車大王 ( 2000-10-04 18:35 ) 「つぶやき岩の秘密」!これ聞きたかった。確かNHKで夕方6時、セリの[いつか思い出すだろ〜、大人になったときに〜]という歌忘れられませんが、覚えている人が回りに皆無でした。うれいい。ビデオでもう一度観たいんですがねぇ。 / ねむり猫 ( 2000-10-04 18:33 ) おっかさま,おほめいただき,まことにうれしゅうございます。「うれしいことのあった日は,いつもと違う道を歩くことにしている。坂道に,小さな白い花が揺れていた……」(森本レオの声で)。ちなみに,あの『蜜柑』は,ネットのお仲間から「お題ちょうだい」して書いたものでございます。ときどき三題譚のお題を募集しているのですが,募集するだけしてめったにそれで書かないという,ひどいやつです。 / 烏丸 ( 2000-10-04 17:44 ) 目ウロコなお話でした。でも、知っているもの同士なら通じる表現というのもあるでしょうね。例:生クリームにきれいな灰を混ぜたような声(森本レオ)ところで、こんなところでなんですが『蜜柑』の話一瞬信じました。巧い! / おっか ( 2000-10-04 17:14 ) 黄色い声はあって,なぜ青い声,赤い声はないんでしょうね。絹を裂くような悲鳴,小説では美人の悲鳴として描かれますが,絹を裂く音はエグいような気が。声を無理やり色分けすればカレン・カーペンターはオレンジ色あたりでしょうか。少なくとも紫ではない……。『黄色い部屋の秘密』はよく出来てます。とくに犯人が廊下で消えるトリックが爆笑(ほめているのです)。 / 烏丸 ( 2000-10-04 16:20 ) 黄色い声ってえのは、どういう声なんでしょうなあ。『黄色い部屋の秘密』はルルー。誰も知らねえって、いまどき。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 15:22 ) |
2000-10-04 野球マンガのイチオシ 『ナイン』 あだち充 / 小学館 | |
【百合ちゃーん】 |
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ふふふっ,手広く深く無節操が私のシュミ。内田善美と弓月光と前田俊夫とこせきこうじが同じ本棚に並んでたりするのさっ。 / カララ少佐 ( 2000-10-04 20:31 ) むむむむ、うーん、うーん、不肖ケロロ軍曹、じ、実は結構苦手でありますっ.... あっ、上官の命に逆らうとは、軍人にあるまじき行為、失礼致しましたっ。自分で営倉に入るでありますっ。 / ケロロ軍曹 ( 2000-10-04 19:24 ) |
2000-10-04 宗教マンガのイチオシ 『祝福王』 たかもちげん / 講談社(モーニングKC) | |
【神は我らの内に在る】 |
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ああ、旧暦なら稲刈りの季節ですねえ。なるほどなるほど。 / こすもぽたりん ( 2000-10-05 14:12 ) あっ,お馬鹿ですね,烏丸。旧暦なら8月1日は現在の9月頭じゃないですか。それなら穂を摘むのもまあ考えられますね。 / 烏丸 ( 2000-10-05 11:52 ) ……しかも,苗字を考えたのはずいぶん昔でしょうから,旧暦ですよねえ。むむ。 / 烏丸 ( 2000-10-05 00:03 ) 八月一日で「ほずみ」って、ちょっと早くありません? うちの方では稲刈りはもうちょっと後なんですけど。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 21:04 ) ところで,この「八月一日」で「ほづみ」とか,「五右衛門」で「ごえもん」とか,名前を考えた人は,漢字とルビの対応を気にしなかったのでありましょうか。五右衛門など,いつもいつも,どこまでが「ご」でどこからが「え」なのか,もう気になって気になって。 / 烏丸 ( 2000-10-04 20:54 ) 「八月一日」で「ほづみ」さんもおられるらしい。 / 烏丸 ( 2000-10-04 20:52 ) そういえば、「八月朔日」という名字もありましたっけ。「もちづき」だったと思いますが、上級生だったのでよく覚えてないっす。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 19:32 ) フオオ、し、知らなかったのでありますっ。あの苗字にはそんな秘密があったとわっ! / ケロロ軍曹 ( 2000-10-04 19:21 ) 変わった苗字といえば,「開発」さんという方がいます。ケロロ軍曹のネムキ編で紹介された少女マンガ家の本名なんですが,おねーさんのペンネームが「花郁」悠紀子,いもうとさんのペンネームが「波津」彬子。 / 烏丸 ( 2000-10-04 16:32 ) 私の田舎には、「四月一日」という名字があります。「わたぬき」と読みます。半纏の綿を毎年四月一日に抜いたからだと言われています。「あ、タヌキだ」で思い出しました。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 15:23 ) 実は,最近都会の近くで「あ,タヌキだ」と言われる目撃例の多くが,ペットから野生化したアライグマなのだそうです(本当)。アライグマは,タヌキに比べると人間におびえないのか,エサを求めて人家近くまでくることが多いようですが,うっかり皮や糞にさわると寄生虫に感染するおそれがあります。これは,目にくると失明のおそれもある怖いものです。もっとも,タヌキだって狂犬病のおそれがあるなど,安心なわけではないのですが。 / 烏丸 ( 2000-10-04 13:29 ) 「アライグマの小便」というのは、あれですか、やはり『ぼのぼの』に出てくるアライグマ君を想像しつつ、「そんな小便はいらない」とか「さてアライグマ君は小便をしたことがあっただろうか」などと考えつつ、それと信仰心の関連を探れとか、ああ、でも信仰心といえばぼのぼのの大きい姉ちゃんでしょうか。なんか妙に眠くて自分で何を書いているんだかよくわかりません。 / こすもねむりん ( 2000-10-04 13:16 ) |
2000-10-03 エログロのイマイチ 『中国残酷物語』 山口 椿 / 幻冬舎アウトロー文庫 | |
【モアのテーマ】 |
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2000-10-03 海外ミステリのイマイチ 『検屍官』 パトリシア・コーンウェル,相原真理子 訳 / 講談社文庫 | |
【なにかといらだつ主人公】 |
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うーむむむむむ,なんだかんだ言いながら,コーンウェルファン。 > mishika / 烏丸 ( 2000-10-03 16:54 ) 結構、生臭いでっせという雰囲気を出そうとしたんじゃないでしょうか。確かに、死体の状態はなかなか反吐が出るような描写たっぷり、それにしては、FBI捜査官との不倫とか、エッチ関係になると相手がいきなり爆死とか、仕掛けの魂胆が見えすぎちゃって。二つ目のシリーズなんか、ボロボロですよ。目を覆いたくなるくらい。 / mishika ( 2000-10-03 16:41 ) いや〜,山村美紗とかそのへんと考えればよろしいのでは。いちおう,科学捜査やるだけマシですが。ただ,「検屍」官って言葉はいやだなあ。なんでわざわざこっちの字を。 / 烏丸 ( 2000-10-03 16:10 ) ふにゃ〜、本格者が嫌う本は私は好きなはずですが、御評を読ませていただいた限りでは私好みではなさそうですなあ。本格者からも反本格者からも嫌われるということは、いったい誰が支持して400万部も売れたのでしょう。印税約2億円かあ。本棚がいくつ買えるかなあ。 / こすもぽたりん ( 2000-10-03 15:34 ) 本格者が目のかたきにしている,というような話をどこかで聞いて,どれどれと思って手にとってみたのですが,これで400万部売れたらそりゃ本格者としてはイラだつでしょうねえ。くすくす。 / 烏丸 ( 2000-10-03 11:41 ) ミステリのかたちを借りた昼メロみたいな小説で、3作までガマンして読めれば上々です。 / mishika ( 2000-10-03 10:53 ) おやまあ、ただの反則ですねい。堂々と正面きって反則かましてきたのが「史上初」なんぢゃないかと思いますねい。「反則だ」とかいうと本格者扱いされちゃいますかねい。それもちょっと危険。 / こすもぽたりん ( 2000-10-03 01:14 ) |
2000-10-02 なごみマンガのイチオシ 『夢幻紳士 −怪奇編−』 高橋葉介 / 徳間書店・朝日ソノラマ | |
【奥さん あなた先年亡くなったはずでしょう】 |
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かむい先生,高橋葉介について「初期は筆ペンで描かれた」という記述を2,3か処で見たのですが,「初期は」ということは,最近は違う,ということなんでしょうか? 「怪奇編」あたりは,輪郭線は細いなあと,本文では筆ペン云々には触れなかったのでありますが。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:16 ) わたくしは「マンガ少年版」のシリーズが,一番幻想的で好きでありまする。 / かむい ( 2000-10-02 15:03 ) |
2000-10-01 殺し屋マンガのイチオシ 『ゴージャス☆アイリン 荒木飛呂彦短編集』 荒木飛呂彦 / 集英社(ジャンプスーパーコミックス) | |
【わたし…… 残酷ですわよ】 |
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アイリンの能力をもってすれば蘭子になりきるくらいわけなし。なにしろおばあさんのメイクをすれば,手もしわしわになってしまう。ということは浜崎のメイクをすればあゆになってしまうだろうし,サングラスを投げれば18キロからスパート,リボン結べば一本勝ちなのである。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:21 ) 「ですわ」が琴線に触れたのですわ。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 00:46 ) |
2000-10-01 『東宝特撮映画ポスター全集』(全2巻) 朝日ソノラマ 宇宙船文庫 | |
【男心がゴジラに燃えて】 |
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宇宙細菌(1mm!)をやっつけたあと,バラの花からひょいとセブンが顔を出す……。 / 烏丸 ( 2000-10-02 20:14 ) 「悪魔の棲む花」でしたっけ? 敵はダリーでしたね。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 19:51 ) セブンにはまだ若い松坂慶子が「美少女」役で出てきますが,烏丸にはあれがどうしても美少女に見えません。 / 烏丸 ( 2000-10-02 19:35 ) 「ウルトラQ」はなぜDVDで出ないのかなあ。ビデオでは全部持っていますけど、そろそろテープが駄目になるかも知れません。「ウルトラセブン」はテープが駄目になりそうなので、DVDを全巻買いました。もちろん、12話は入っていません。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 19:00 ) ポインターが走らなかったのは事実のようです。撮影後期にはほとんど走っている姿を見ませんよね。今度確認しておきますが。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 18:59 ) ちなみに,「出来不出来」ではなくインパクトとしては『「ウルトラQ」に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』 でしょうか。 / 烏丸 ( 2000-10-02 16:40 ) ウルトラセブンといえば,あのポインター,クライスラーインペリアルを改造したものだそうですが,改造前が廃車寸前で,坂道など登れなかった,という話をどこかで聞いたことが。番組終了後は,どこぞの幼稚園に寄贈されたという話もあるそうです。ああ,そういう幼稚園に通いたかった。 / 烏丸 ( 2000-10-02 16:36 ) なるほど。烏丸さんがゴジラで心を揺さぶられるように、私はウルトラホーク1号で涙腺が緩んでしまうのです。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 16:16 ) 最近はどうだか知らないけど,当時の東宝特撮オールナイトには奇妙な連帯感があって,たとえばラドンなどに当時亡くなった平田昭彦(オキシジェンデストロイヤーを作ったマッドサイエンティスト役)の名前がスクリーンに出ると,期せずしてあちこちからぱららと拍手が沸いたりしたものでした。池袋,浅草などで同じ顔に出会い,お互いに言葉を交わしはしないものの「や」「あなたも」「今夜は液体人間ですものね」などと目が語りあったりしたものです。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:26 ) |
2000-09-30 『ミカドの肖像』 猪瀬直樹 / 新潮文庫 | |
【冬のノフラージュ】 |
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2000-09-30 『日本国の研究』 猪瀬直樹 / 文春文庫 | |
【「なんじゃこりゃあ?」 瀕死のニッポン】 |
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というわけで、ヘンな経済書に走ってみました。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 18:25 ) えへへ,とりあえずほとぼりをさましてまたの機会に。 / 烏丸 ( 2000-10-01 12:53 ) ふ、粉砕などとそんなつもりでわっ! 死体や寄生虫ではつっこめないわたくし、経済ネタで喜んでつっこんでしまっただけでございます。ぜひ「政治経済シリーズ」を続けてくださいまし。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 11:38 ) うーむしかし,慣れない国際経済の本を数冊読んで,例によって新シリーズで「しったか」をきめこもうとした烏丸の試みは,それより数段的確なぽたりんさまのつっこみで粉砕されてしまった。急遽新シリーズを考えねば。明日の家庭サービスは,没かな? / 烏丸 ( 2000-10-01 02:35 ) そう,で,「よくわからん」というのは,「この先,それでどうするだ」みたいな。いやほんと,どうするんだろう。実は,烏丸は日本がどんどん追い詰められたときに,イギリスにおいてのパンクのような新しいムーブメントが起こるなら,それは見てみたい。というか,すごく楽しみなんですね。ここ数十年,世界規模で新しい&おもしろい思潮のムーブメント(シュルレアリスムとか,実存主義とか,構造主義とか,ロックとか)がないでしょう。でも,日本人には,どうかなあ。 / 烏丸 ( 2000-09-30 23:47 ) ODAや円借款としての他国への資金供与は、それがタイド(tied)であり日本株式会社の重要な経済活動の一環であるからやめられないのです。ODAについては、日本株式会社のえげつないやり方が批判され、最近はアンタイド(untied)になりつつあるようですが、そうなると引き続きタイド援助である円借款や特別円借款に商社が群がるわけです。タイド援助とは「援助はするけれども、そのお金の使い道は日本の指導に従ってね」というもので、実際には総合商社がその金を毟り取って行きます。結果として、安定した電力供給もない山奥にCTスキャナ付きの病院ができたりします。なぜ今、国のバランスシートが破綻しようとしているのに他国への資金供与をやめられないのか、という点については、膨大な不良資産を抱えつつも貸し出しを続けてついに瀕死になった(一部はとうとう死んだ)銀行と同じであると考えられるでしょう。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 15:38 ) ところで,日本は世界の中ではいまだに金を出す側の国であるわけです。そのあたりが,どうもよくわからない。さらにいえば,日本から金を借りてやっとしのいでいる国が,早くもっとたくさん貸さんかい,もちろん返すつもりはないけどな,みたいな顔をしている。ぜんぜんよくわからないのです。 / 烏丸 ( 2000-09-30 15:13 ) 最近朝日新聞が「日本の借金500兆円突破」などと騒いでおりますが、負債側だけを取り上げて騒ぐのはいかがなものか。貸借対照表は資産側、負債側の両方から論じなければ意味が無いと思うのです。結論から言えば、日本の資産は順調に目減りしていますので、このまま行けば朝日新聞の主張する方向に行ってしまうわけですが。それは負債が大きすぎるからではなく、負債に見合うだけの資産が無いから危ない、と書かなければ片手落ちだと思うのです。でも、新聞の経済部の人たちは驚くほど経済のことを知りませんから、仕方ないか。「いやあ、こないだまで支局にいたもんで、何も知らなくて」とか頭を掻きながら平気で言いますからねえ。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 13:15 ) 私企業そごうが謎の救済策でなく法的整理となったことに関しては、モラル・ハザードの危険性がありましたので結構なことであったと思います。しかし、この民事再生法という法律、これまでの会社更生法による再建や裁判所への和議の申請に比べて、いささかお手軽な「ケツまくり」を許しているような気がしてならんのですわ。ちょっと会社が苦しくなったら民事再生手続きをして借金棒引き、でも営業は継続。この際に株主責任と経営責任をちゃんと追及できるのかどうかが気になるところです。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 13:10 ) |