今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
目次 | (総目次) [次の10件を表示] 表紙 |
2000-10-04 野球マンガのイチオシ 『ナイン』 あだち充 / 小学館 |
2000-10-04 野球マンガのイチオシ 『ナイン』 あだち充 / 小学館 | |
【百合ちゃーん】 |
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ふふふっ,手広く深く無節操が私のシュミ。内田善美と弓月光と前田俊夫とこせきこうじが同じ本棚に並んでたりするのさっ。 / カララ少佐 ( 2000-10-04 20:31 ) むむむむ、うーん、うーん、不肖ケロロ軍曹、じ、実は結構苦手でありますっ.... あっ、上官の命に逆らうとは、軍人にあるまじき行為、失礼致しましたっ。自分で営倉に入るでありますっ。 / ケロロ軍曹 ( 2000-10-04 19:24 ) |
2000-10-04 宗教マンガのイチオシ 『祝福王』 たかもちげん / 講談社(モーニングKC) | |
【神は我らの内に在る】 |
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ああ、旧暦なら稲刈りの季節ですねえ。なるほどなるほど。 / こすもぽたりん ( 2000-10-05 14:12 ) あっ,お馬鹿ですね,烏丸。旧暦なら8月1日は現在の9月頭じゃないですか。それなら穂を摘むのもまあ考えられますね。 / 烏丸 ( 2000-10-05 11:52 ) ……しかも,苗字を考えたのはずいぶん昔でしょうから,旧暦ですよねえ。むむ。 / 烏丸 ( 2000-10-05 00:03 ) 八月一日で「ほずみ」って、ちょっと早くありません? うちの方では稲刈りはもうちょっと後なんですけど。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 21:04 ) ところで,この「八月一日」で「ほづみ」とか,「五右衛門」で「ごえもん」とか,名前を考えた人は,漢字とルビの対応を気にしなかったのでありましょうか。五右衛門など,いつもいつも,どこまでが「ご」でどこからが「え」なのか,もう気になって気になって。 / 烏丸 ( 2000-10-04 20:54 ) 「八月一日」で「ほづみ」さんもおられるらしい。 / 烏丸 ( 2000-10-04 20:52 ) そういえば、「八月朔日」という名字もありましたっけ。「もちづき」だったと思いますが、上級生だったのでよく覚えてないっす。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 19:32 ) フオオ、し、知らなかったのでありますっ。あの苗字にはそんな秘密があったとわっ! / ケロロ軍曹 ( 2000-10-04 19:21 ) 変わった苗字といえば,「開発」さんという方がいます。ケロロ軍曹のネムキ編で紹介された少女マンガ家の本名なんですが,おねーさんのペンネームが「花郁」悠紀子,いもうとさんのペンネームが「波津」彬子。 / 烏丸 ( 2000-10-04 16:32 ) 私の田舎には、「四月一日」という名字があります。「わたぬき」と読みます。半纏の綿を毎年四月一日に抜いたからだと言われています。「あ、タヌキだ」で思い出しました。 / こすもぽたりん ( 2000-10-04 15:23 ) 実は,最近都会の近くで「あ,タヌキだ」と言われる目撃例の多くが,ペットから野生化したアライグマなのだそうです(本当)。アライグマは,タヌキに比べると人間におびえないのか,エサを求めて人家近くまでくることが多いようですが,うっかり皮や糞にさわると寄生虫に感染するおそれがあります。これは,目にくると失明のおそれもある怖いものです。もっとも,タヌキだって狂犬病のおそれがあるなど,安心なわけではないのですが。 / 烏丸 ( 2000-10-04 13:29 ) 「アライグマの小便」というのは、あれですか、やはり『ぼのぼの』に出てくるアライグマ君を想像しつつ、「そんな小便はいらない」とか「さてアライグマ君は小便をしたことがあっただろうか」などと考えつつ、それと信仰心の関連を探れとか、ああ、でも信仰心といえばぼのぼのの大きい姉ちゃんでしょうか。なんか妙に眠くて自分で何を書いているんだかよくわかりません。 / こすもねむりん ( 2000-10-04 13:16 ) |
2000-10-03 エログロのイマイチ 『中国残酷物語』 山口 椿 / 幻冬舎アウトロー文庫 | |
【モアのテーマ】 |
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2000-10-03 海外ミステリのイマイチ 『検屍官』 パトリシア・コーンウェル,相原真理子 訳 / 講談社文庫 | |
【なにかといらだつ主人公】 |
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うーむむむむむ,なんだかんだ言いながら,コーンウェルファン。 > mishika / 烏丸 ( 2000-10-03 16:54 ) 結構、生臭いでっせという雰囲気を出そうとしたんじゃないでしょうか。確かに、死体の状態はなかなか反吐が出るような描写たっぷり、それにしては、FBI捜査官との不倫とか、エッチ関係になると相手がいきなり爆死とか、仕掛けの魂胆が見えすぎちゃって。二つ目のシリーズなんか、ボロボロですよ。目を覆いたくなるくらい。 / mishika ( 2000-10-03 16:41 ) いや〜,山村美紗とかそのへんと考えればよろしいのでは。いちおう,科学捜査やるだけマシですが。ただ,「検屍」官って言葉はいやだなあ。なんでわざわざこっちの字を。 / 烏丸 ( 2000-10-03 16:10 ) ふにゃ〜、本格者が嫌う本は私は好きなはずですが、御評を読ませていただいた限りでは私好みではなさそうですなあ。本格者からも反本格者からも嫌われるということは、いったい誰が支持して400万部も売れたのでしょう。印税約2億円かあ。本棚がいくつ買えるかなあ。 / こすもぽたりん ( 2000-10-03 15:34 ) 本格者が目のかたきにしている,というような話をどこかで聞いて,どれどれと思って手にとってみたのですが,これで400万部売れたらそりゃ本格者としてはイラだつでしょうねえ。くすくす。 / 烏丸 ( 2000-10-03 11:41 ) ミステリのかたちを借りた昼メロみたいな小説で、3作までガマンして読めれば上々です。 / mishika ( 2000-10-03 10:53 ) おやまあ、ただの反則ですねい。堂々と正面きって反則かましてきたのが「史上初」なんぢゃないかと思いますねい。「反則だ」とかいうと本格者扱いされちゃいますかねい。それもちょっと危険。 / こすもぽたりん ( 2000-10-03 01:14 ) |
2000-10-02 なごみマンガのイチオシ 『夢幻紳士 −怪奇編−』 高橋葉介 / 徳間書店・朝日ソノラマ | |
【奥さん あなた先年亡くなったはずでしょう】 |
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かむい先生,高橋葉介について「初期は筆ペンで描かれた」という記述を2,3か処で見たのですが,「初期は」ということは,最近は違う,ということなんでしょうか? 「怪奇編」あたりは,輪郭線は細いなあと,本文では筆ペン云々には触れなかったのでありますが。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:16 ) わたくしは「マンガ少年版」のシリーズが,一番幻想的で好きでありまする。 / かむい ( 2000-10-02 15:03 ) |
2000-10-01 殺し屋マンガのイチオシ 『ゴージャス☆アイリン 荒木飛呂彦短編集』 荒木飛呂彦 / 集英社(ジャンプスーパーコミックス) | |
【わたし…… 残酷ですわよ】 |
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アイリンの能力をもってすれば蘭子になりきるくらいわけなし。なにしろおばあさんのメイクをすれば,手もしわしわになってしまう。ということは浜崎のメイクをすればあゆになってしまうだろうし,サングラスを投げれば18キロからスパート,リボン結べば一本勝ちなのである。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:21 ) 「ですわ」が琴線に触れたのですわ。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 00:46 ) |
2000-10-01 『東宝特撮映画ポスター全集』(全2巻) 朝日ソノラマ 宇宙船文庫 | |
【男心がゴジラに燃えて】 |
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宇宙細菌(1mm!)をやっつけたあと,バラの花からひょいとセブンが顔を出す……。 / 烏丸 ( 2000-10-02 20:14 ) 「悪魔の棲む花」でしたっけ? 敵はダリーでしたね。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 19:51 ) セブンにはまだ若い松坂慶子が「美少女」役で出てきますが,烏丸にはあれがどうしても美少女に見えません。 / 烏丸 ( 2000-10-02 19:35 ) 「ウルトラQ」はなぜDVDで出ないのかなあ。ビデオでは全部持っていますけど、そろそろテープが駄目になるかも知れません。「ウルトラセブン」はテープが駄目になりそうなので、DVDを全巻買いました。もちろん、12話は入っていません。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 19:00 ) ポインターが走らなかったのは事実のようです。撮影後期にはほとんど走っている姿を見ませんよね。今度確認しておきますが。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 18:59 ) ちなみに,「出来不出来」ではなくインパクトとしては『「ウルトラQ」に必要なことはすべて人生から学んだ。あ。逆だ。』 でしょうか。 / 烏丸 ( 2000-10-02 16:40 ) ウルトラセブンといえば,あのポインター,クライスラーインペリアルを改造したものだそうですが,改造前が廃車寸前で,坂道など登れなかった,という話をどこかで聞いたことが。番組終了後は,どこぞの幼稚園に寄贈されたという話もあるそうです。ああ,そういう幼稚園に通いたかった。 / 烏丸 ( 2000-10-02 16:36 ) なるほど。烏丸さんがゴジラで心を揺さぶられるように、私はウルトラホーク1号で涙腺が緩んでしまうのです。 / こすもぽたりん ( 2000-10-02 16:16 ) 最近はどうだか知らないけど,当時の東宝特撮オールナイトには奇妙な連帯感があって,たとえばラドンなどに当時亡くなった平田昭彦(オキシジェンデストロイヤーを作ったマッドサイエンティスト役)の名前がスクリーンに出ると,期せずしてあちこちからぱららと拍手が沸いたりしたものでした。池袋,浅草などで同じ顔に出会い,お互いに言葉を交わしはしないものの「や」「あなたも」「今夜は液体人間ですものね」などと目が語りあったりしたものです。 / 烏丸 ( 2000-10-02 15:26 ) |
2000-09-30 『ミカドの肖像』 猪瀬直樹 / 新潮文庫 | |
【冬のノフラージュ】 |
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2000-09-30 『日本国の研究』 猪瀬直樹 / 文春文庫 | |
【「なんじゃこりゃあ?」 瀕死のニッポン】 |
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というわけで、ヘンな経済書に走ってみました。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 18:25 ) えへへ,とりあえずほとぼりをさましてまたの機会に。 / 烏丸 ( 2000-10-01 12:53 ) ふ、粉砕などとそんなつもりでわっ! 死体や寄生虫ではつっこめないわたくし、経済ネタで喜んでつっこんでしまっただけでございます。ぜひ「政治経済シリーズ」を続けてくださいまし。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 11:38 ) うーむしかし,慣れない国際経済の本を数冊読んで,例によって新シリーズで「しったか」をきめこもうとした烏丸の試みは,それより数段的確なぽたりんさまのつっこみで粉砕されてしまった。急遽新シリーズを考えねば。明日の家庭サービスは,没かな? / 烏丸 ( 2000-10-01 02:35 ) そう,で,「よくわからん」というのは,「この先,それでどうするだ」みたいな。いやほんと,どうするんだろう。実は,烏丸は日本がどんどん追い詰められたときに,イギリスにおいてのパンクのような新しいムーブメントが起こるなら,それは見てみたい。というか,すごく楽しみなんですね。ここ数十年,世界規模で新しい&おもしろい思潮のムーブメント(シュルレアリスムとか,実存主義とか,構造主義とか,ロックとか)がないでしょう。でも,日本人には,どうかなあ。 / 烏丸 ( 2000-09-30 23:47 ) ODAや円借款としての他国への資金供与は、それがタイド(tied)であり日本株式会社の重要な経済活動の一環であるからやめられないのです。ODAについては、日本株式会社のえげつないやり方が批判され、最近はアンタイド(untied)になりつつあるようですが、そうなると引き続きタイド援助である円借款や特別円借款に商社が群がるわけです。タイド援助とは「援助はするけれども、そのお金の使い道は日本の指導に従ってね」というもので、実際には総合商社がその金を毟り取って行きます。結果として、安定した電力供給もない山奥にCTスキャナ付きの病院ができたりします。なぜ今、国のバランスシートが破綻しようとしているのに他国への資金供与をやめられないのか、という点については、膨大な不良資産を抱えつつも貸し出しを続けてついに瀕死になった(一部はとうとう死んだ)銀行と同じであると考えられるでしょう。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 15:38 ) ところで,日本は世界の中ではいまだに金を出す側の国であるわけです。そのあたりが,どうもよくわからない。さらにいえば,日本から金を借りてやっとしのいでいる国が,早くもっとたくさん貸さんかい,もちろん返すつもりはないけどな,みたいな顔をしている。ぜんぜんよくわからないのです。 / 烏丸 ( 2000-09-30 15:13 ) 最近朝日新聞が「日本の借金500兆円突破」などと騒いでおりますが、負債側だけを取り上げて騒ぐのはいかがなものか。貸借対照表は資産側、負債側の両方から論じなければ意味が無いと思うのです。結論から言えば、日本の資産は順調に目減りしていますので、このまま行けば朝日新聞の主張する方向に行ってしまうわけですが。それは負債が大きすぎるからではなく、負債に見合うだけの資産が無いから危ない、と書かなければ片手落ちだと思うのです。でも、新聞の経済部の人たちは驚くほど経済のことを知りませんから、仕方ないか。「いやあ、こないだまで支局にいたもんで、何も知らなくて」とか頭を掻きながら平気で言いますからねえ。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 13:15 ) 私企業そごうが謎の救済策でなく法的整理となったことに関しては、モラル・ハザードの危険性がありましたので結構なことであったと思います。しかし、この民事再生法という法律、これまでの会社更生法による再建や裁判所への和議の申請に比べて、いささかお手軽な「ケツまくり」を許しているような気がしてならんのですわ。ちょっと会社が苦しくなったら民事再生手続きをして借金棒引き、でも営業は継続。この際に株主責任と経営責任をちゃんと追及できるのかどうかが気になるところです。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 13:10 ) |
2000-09-29 『死刑執行人の苦悩』 大塚公子 / 角川文庫 | |
【法の無情】 |
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今朝,テレ朝で捕鯨問題やってたみたいなんですが,見逃してしまいました。アメリカがまた急に言ってきてるみたいですね。経済制裁も辞せず,ってさすが正義の国。鉄砲片手に保安官だわ。 / 烏丸 ( 2000-10-01 12:55 ) 友人がアニサキスをくらったのですが、あれは胃カメラで取るんだそうですね。胃カメラのモニタを見ていたら、胃壁に頭を突っ込んだアニーがちゃんといたとか。しかし、胃カメラというのは苦しく情けないものですなあ。一度だけやったことありますが、涎垂れ流しで苦しい。なんか死刑の議論から逸れてしまってすんまそん。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 11:41 ) せ,専門領域って,たかだか本を数冊続けて読んだだけですがな……。これで専門家をきどったら,バチが,いや,ジストマがあたる。それはともかく,海の生物,サカナやクジラは,もう寄生虫まみれらしいんですね。でも,たとえばブリの筋肉中にいるやつとかはそのまま食べてもおっけーとか,必ずしもヒトによくないわけではないみたいです。アニサキスも,胃の壁に頭つっこむので「いででいでで」とはなりますが,たいていはそれでおしまいで,すぐ消化されてしまうみたいですよ。 / 烏丸 ( 2000-10-01 02:32 ) 関係ないですが、反捕鯨のお陰でクジラが増えてますね。その恩恵を被って爆発的に増えているのがアニサキスなんだそうですね。このあたりは烏丸さんのご専門領域ですが。アニサキスはクジラの胃袋が一番居心地がいいのだとかで。ああ、書いていて鳥肌が立ってきた。気をつけましょうね、アニサキス増えてますから。サバ、タラ、イカ、サケあたりでしたか? 危ないのは。 / こすもぽたりん ( 2000-10-01 00:40 ) なるほど、おっしゃる通りです。要は「オリビアという特定の個人が間抜け」ということではなくて、他の生物を食べて生きていかざるをえない人間が「エコロジー」の類の概念を強く主張する行為には根本的に矛盾がある、ということでしょうか。イスラムとブタに科学的根拠があったとは知りませんでした。うーん、いつもながら勉強になります。 / 美奈子 ( 2000-10-01 00:14 ) オリビアが間抜け,ということはないんだと思います。環境とか,なんとか権とか,そういうのに強く口をはさむのは,別の角度からみればどうしてもそうなるという例でしかないと思います。というのは,その手の問題は,かならずなんらかの矛盾はあるからです。たとえば,酸性雨と森林保護の問題を騒ぐ人だって,自家用車でアイドリング,絶対やってないか? というような。クジラは頭がよくてかわいいのいに,という連中に,ウシ,ブタはなんでいいのか,と言っても,通じないでしょう。ちなみに,イスラムがブタを食べないのは,ブタの寄生虫が怖いから,という科学的根拠からだったのだそうです。こういうのはまあ,よいな。 / 烏丸 ( 2000-09-30 23:44 ) 五輪イベントに登場してオーストラリアでは人気再沸騰のオリビアが、そんな間抜けな人だったとは! 豪州のニュースでは、グリーンピースが日本の捕鯨船に派手に抵抗する映像が延々と流れることもあり、げんなりしてしまいます。こちらの人とこの手の話題になると、相手がどれほど冷静に聞いてくれるかと顔色を見ながら「日本人にとっての鯨はイヌイットにとってのアザラシのような存在で、捕獲したものは隅々まで無駄なく使ってきたんだよ」などと説明するのに神経を遣います。 / 美奈子 ( 2000-09-30 22:15 ) 「自然を取り戻す」という言葉は烏丸的には欺瞞です。「人工」が自然の反対語であるわけはなく,ヒトが工場や自動車のばい煙で地球を破壊しているのは,シロアリが塚をたて,金魚がフンをするのと同様,自然な営みなのです。自分たちが可愛い,自然だ,と思うものだけ保護しよう,酸性雨,環境ホルモンのない自然を取り戻そう,なんていうのがすでに傲慢なんですよね。その「人間は他の生物をおしのけて生存している生物」であるという「業」をふまえるのが第一でしょう。そうでないと,自然を大切にするなら,おとじろうさん,肉を食えません。 / 烏丸 ( 2000-09-30 15:23 ) どうも,「権」の拡張を主張する一派には,各自の「権」が拡張したら隣の「権」とぶつかる可能性が高まるという問題に目をつむる傾向が多く,困ります。未成年だから保護,というなら,少年たちが成人よりほかの何かを我慢しないとバランスがとれないのです。教師から体罰も受けない,おやじから説教も受けない,なら,自分の尻は自分でふかなければ。それが責任というものです。これと同じく,万人に等しく基本的人権,生存権があってそれがなにより大切,というなら,そのルールを破った殺人こそは地球より重い厳罰をもって処すべき,という理屈だってスジの通った理屈です。死刑廃止論者が,「死刑は国による殺人である」というなら,個人による殺人だって今以上に抑止され,とがめられねばならない。 / 烏丸 ( 2000-09-30 15:16 ) もちろん,死刑廃止論者も被害者のことを話題にはするわけですが,多くは「被害者の遺族でありながら,死刑廃止を願う人々がいる」という持ち込み方になるわけです。そういう遺族がいるのは事実でしょうが,「ただの死刑ではあきたらない」「犯人が憎い,100回死刑にしても娘は戻ってこない」といった憤りの声には目をつむるわけです。そもそも,殺され,生存権を奪われたのは被害者当人であって,その無念のすべてを遺族が代弁できるというのも妙な理屈です。 / 烏丸 ( 2000-09-30 15:11 ) 私もニッポニア・ニッポン、トキの飼育には矛盾を感じます。トキを飼育して、自然に帰して、トキがまた自然の中で生息できると思っているのでしょうか。自然環境が破壊され、トキが餌としているものがなくなったために、トキは絶滅の道を歩む結果となった、とテレビで見ました。トキの数が増えても、餌がなかったらまた絶滅してしまう。自然環境を改善せずして、狭〜い箱の中でただ生かしているだけの保存って意味ないと思います。まずは、自然環境を破壊してしまったことを反省し、元のような自然を取り戻す努力をしてほしいと思います。そうしたら、必ず生き物は戻ってくると思います。絶滅したものの蘇生はもうないですけどね。 / おとじろう ( 2000-09-30 13:00 ) オリビア・ニュートン・ジョンは大笑いでしたね。ファッションでエコロジーを語る前に人間の業の深さとよく見つめなおして欲しいものです。「賢いイルカやクジラを殺すような日本には行きたくなああい」などと毛皮を纏って言うなど自己矛盾も甚だしい。反エコロジーを唱え「その程度のお綺麗で私の曇った心を洗い流せると思うな! アマゾンぬるし!」と叫ぶサイバラの方に共感できるのは、彼女が「まず人間そのものが反自然であり、生きるということ自体が業の深いものである」ということをよく認識した上での発言だからだと思うのです。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 11:24 ) トキには、日本人の国民性が凝縮していますね。中身の斟酌はなく、見てくれの帳じりが合っていればよいという。それを、そろいもそろって日本のマスコミが疑いもなく報道する。それから、死刑廃止論者達に決定的に欠落しているのは、被害者への人権への配慮です。 / 口車大王 ( 2000-09-30 03:21 ) あ,エコロジーといえば,トキ(ニッポニア・ニッポン)は滅んだのに,中国からもらってきて卵を生んだと喜んでいる。両親とも中国産なのです。これはつまり,自分たちの代で滅ぼした,という責任をとろうとしていないだけ。はっきり言うべきです,日本人はニッポニア・ニッポンという名の美しい鳥を絶滅させてしまったのだ,と。 / 烏丸 ( 2000-09-30 01:09 ) 死刑廃止論者の言葉も似たようなとこがあって,たとえば,アンケートで死刑賛成が多かったのはM君事件の後を狙ってアンケートしたからだ,ということが書いてある。でも,それは逆にいえば国民の多くが凶悪な犯罪者についてリアルに考えたとき,死刑も辞さずと判断したことでもあります。要するに,そんなふうな都合のよい読み方ばかりするように見えるから,信用できない。 / 烏丸 ( 2000-09-30 01:06 ) 大昔,オリビア・ニュートンジョンが日本にわざわざ捕鯨反対と言いにきて,ところが彼女が毛皮のコート着て飛行機から降りてきたもんだからブーイングの嵐で黙ってしまったというのを思い出します。クジラはもうあきらめてもよいとは思うんですが,その身勝手さは考えてほしい。そもそも,日本に開国を求めてきた黒船は,クジラを,食うためでなく脂をとるためだけに殺しまくっていたわけで。 / 烏丸 ( 2000-09-30 01:02 ) 文明を捨てられないくせにエコロジーを唱える人々には全く共感できないのと同じだと思うのです。自然を守れと叫ぶなら、そのほとんどが自然を破壊することによって作られている電気をまず捨てて欲しい。煌々と灯りをつけエアコンを効かせた部屋で語られるエコロジーは空虚です。ハンバーガーを食べながら「イルカを殺すな! クジラを殺すな!」と感情的になる環境保護団体と一緒で。 / こすもぽたりん ( 2000-09-30 00:28 ) |