今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
目次 | (総目次) [次の10件を表示] 表紙 |
2000-10-26 新シリーズ 本の中の強い女,弱い女 その一 『たったひとつの冴えたやりかた』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア / ハヤカワ文庫 |
2000-10-26 新シリーズ 本の中の強い女,弱い女 その一 『たったひとつの冴えたやりかた』 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア / ハヤカワ文庫 | |
【太陽のまっただなかに】 |
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石川喬司というのは,星,小松らが出てきたころから,作家としてよりはSFや海外ミステリの評論,普及に努めた人で,『SFの時代』という評論集が最近文庫になったようですが,それ以外の著書(小説)は入手がかなり難しいだろうと思います。それにしても美奈子さま,こゆいSFをたくさんお読みですね。烏丸が一番熱心にSFを読んだのはかなり昔のことだったので,ゼラズニィやティプトリーは「最近の作家」なんです……。 / 烏丸 ( 2000-10-27 12:03 ) 石川喬司という方は寡聞にて存じ上げませんでした。手に入ったらぜひ読んでみます。(後日、関係ない書評の時などにつっこんでしまってもよろしいでしょうか?) / み ( 2000-10-27 06:14 ) ちなみにSFを読み始めるきっかけになったのは、今は亡きロジャー・ゼラズニィの真世界シリーズ(サイン&メッセージ入り本持ってます。イェーイ!)。 / 唯一自慢できる蔵書です。 ( 2000-10-27 06:11 ) 有名どころではやはりフィリップ・ディック(彼がペーパーバックライターの地位にずっと甘んじなければならなかったのは信じ難いが、それゆえのあの作品群か)。ややマイナーではフレッド・ホイル(天文学者としては有名でしょうか?)。個人的にはスティーブ・エリクソンも立派なSF者だと思いますが(それを言うならまずピンチョンでしょ!とつっこまれそうですね。でも彼は難しすぎ〜!(泣))。 / 手元になくてかなり忘れてますが(汗) ( 2000-10-27 06:09 ) ちなみに,単なる本の虫だった烏丸の人生(目標職業?)を決定的にしたのは,SF作家・競馬評論家,石川喬司の『魔法使いの夏』という短編集でした。 / 烏丸 ( 2000-10-27 02:23 ) うーむ,美奈子さま,お詳しい。イチオシの作家は,レムやホーガン以外ではおりますか? / 烏丸 ( 2000-10-27 02:21 ) 彼女がカミングアウトした時は衝撃が走りましたな。それにしても、こういう最期だったとは。こうしてみると『愛はさだめ、さだめは死』のタイトルも実に含蓄深いものがあります。合掌。 / み ( 2000-10-26 21:09 ) 無茶苦茶な人生を送る無頼派おっさん作家が渋いハードボイルド小説を書くようなもんなのでしょうか・・?私にも理解出来ませんわ。。 / エル ( 2000-10-26 19:01 ) エルさま,こんな山あり山ありの人生送っておいて,その上空想小説書こうという発想,烏丸にはよくわかりません。SFのご先祖さま,ジュール・ヴェルヌ(『海底2万マイル』『八十日間世界一周』『月世界旅行』『十五少年漂流記』など)は船にも乗れない旅行嫌いだったそうで,こちらのほうがよっぽど気持ちがよくわかる。 / 烏丸 ( 2000-10-26 16:02 ) しかしまあ、なんちゅー破天荒な人生なのでしょう。作者の女性。。まさに事実は小説より奇なり。 / エル ( 2000-10-26 13:26 ) それはそうと,『たったひとつの……』の表紙や本文イラストは,軍曹オススメ,『観用少女(プランツ・ドール)』の川原由美子でございますね。 / 烏丸 ( 2000-10-26 12:01 ) お、お恥ずかしい。単に決めているというだけでありまして、その内容がどうかというとこれがまた、お恥ずかしいと申しますか、なんというか、しどろもどろなのでありますっ。 / ケロロ軍曹 ( 2000-10-26 11:34 ) |
2000-10-25 今日はビゼーの誕生日 『風車小屋だより』 ドーデ,大久保和郎 訳 / 旺文社文庫 | |
【とりとめもなく……】 |
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資生堂といえば,春ごろのCMがシルヴィ・バルタン「アイドルをさがせ」のリメイクをBGMにしていましたが,その時点ではCD化されてなかったようです。ちょっとよいかと思ったのに。 / 烏丸 ( 2000-10-26 13:14 ) 最近の、資生堂のコマーシャル思い出しちゃった。あれ、妙に色っぽかった。 / 口車大王 ( 2000-10-26 12:33 ) 旺文社文庫は,注釈がそのページの中に載っているので,シェークスピアとか古典のお勉強には大変便利なのです。『海潮音』も旺文社文庫版がオススメ(っても,今さら手に入れるのは大変ですが)。 / 烏丸 ( 2000-10-26 02:25 ) シルヴィ・バルタンがモーツァルトの40番歌ったときも,確かちゃんとクレジットが……というより,そもそも曲名が"CARO MOZART"になってますね。 / 烏丸 ( 2000-10-26 02:23 ) ↓大ではなく、あっ です・・・ / 水美 ( 2000-10-26 02:06 ) 大!これです!これです。中学生の頃、図書室にあったのは!!こでで、シェークスピアとか、「博物誌」とか読みました。あの頃でもこのシリーズ、年期がはいってて、大人になってから、どこのだったんだろう?と悩んでいました。謎が説けた!娘の中学って蔵書がお粗末。のぞいてがっくり。あれでは本好きな子供は育たん! / 水美 ( 2000-10-26 02:04 ) 「キッスは目にして」は、さすがにクレジットが入ってましたね〜!(そりゃそうだ)ビゼーを歌うときはフランス語に苦しみました・・。そんな私はフランス語選択・・。 / どーやって卒業したんだあやや ( 2000-10-26 00:31 ) そうそう,ダ・パンプ。著作権法的にはもちろん死後50(+5)年どころではないのでフリーなんですが,あんなメインに使って作曲料もらっちゃいけません。使うのなら,ちゃんとクレジット入れてほしい。でも,チェックのためにシングル盤買うのもばからしいし……。 / 烏丸 ( 2000-10-25 16:02 ) あまり関係ないですが、ダパンプだかラパンツだかいう人たちが、思いっきり『アルルの女』をパクった曲を歌ってましたですねえ。CMで堂々と流すな、と。 / こすもぽたりん ( 2000-10-25 15:22 ) 懐かしいものを出してきましたねえ。旺文社文庫なんて、もう若い人は知らないだろうなあ。 / mishika ( 2000-10-25 14:18 ) |
2000-10-24 科学と文学について考える 素材その十(最終回) 『すべてがFになる』 森 博嗣 / 講談社 | |
【「日」でも「秒」でもなく「時」で管理。なにそれ?】 |
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Z80ですかぁ。最近のようにPCやOSが肥大化し,インタフェースやデバイスがブラックボックス化してしまうと,HTMLのソース程度ならともかく,I/Oを叩くとかそういうのはいったいどこで入門するのやらと思います。だから,そういう授業は貴重なのでは。(って,アセンブラ組めない……以下同文) / 烏丸 ( 2000-10-26 13:12 ) 大学で『アセンブラ』という実験のお題目がありました。Z80のアセンブラの実験。アセンブラの実験っていったい何? と思ったら、アセンブラで水門を操作するプログラムを組んで、水を堰き止めるというもの。工学基礎実験だったかな。毎週山のようにレポートを書かされて、たった2単位。しかも、必修。 / こすもぽたりん ( 2000-10-26 12:38 ) ディスアセンブルという言葉も,もう死語ですねえ(って,アセンブラ組めないお前が言うな。 > 烏丸) / 烏丸 ( 2000-10-25 17:56 ) ソースなんかいじったことないんでしょうねえ。ソースといえばペヤングくらいの認識で(こんなこと書く私も私ですが)。ソースといえば、最近の若いエンジニアはソースを読むという発想自体がない、と弊社のチーフ・エンジニアが嘆いておりました。 / こすもぽたりん ( 2000-10-25 15:27 ) 書くつもりがあろうがなかろうが,これだけの長さで書けば,人間が「色に出にけり」ということがありますね。この作者,アプリケーションユーザーかもしれませんが,OSいぢったことはないですね。ソースを修正してコンパイルしたらエラーではじかれたのがよほどショックだったのだろう。でも,多分それはOSのせいじゃなくて,単に型の宣言をし忘れたせい。……こんなもんかな。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:39 ) 百歩譲ってパズルだっていうのならそれはそれでいいんです。よくわからないのは,これ,パズルとして成立しているんですか? 幽閉したのも,その幽閉の条件を設定したのも,幽閉から出たのも……。これでは,命題が不成立だと思うんですよ。島田掃除(ママ)のアレでいうなら「なぜピエロの格好で踊ったのか」という謎の答えが「ピエロの格好で踊りたかったからー」になってませんかねえ? 読み違えているんだろうか。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:20 ) 森本人が「人間を書けないのでなく,書かなかったのだ」と反論したのを目にしました。でも,少なくとも『F』はオタクを書こうとして書けなかったのは間違いない。無駄な(勘違いに基づく)エピソードが多いですからね。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:12 ) いえいえ美奈子さま,「科学」「SF」なんて言葉のせいか,今回のシリーズにはなんとなくつっこみも少なく,寂しく思っていたところです。どんどんつっこんでやってくださいまし。ちなみにこの烏丸,「〜シリーズ」なんて枠組みはもうけても,実は何も考えてなくて,その日その日に思いついた本を取り上げているだけです。また気がむけばSFも出てくることと思います。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:09 ) 「どう考えても16ビットだと思うぞ。」という烏丸さんのツッコミは、本書を最後まで読むとさらに味わい深いです。 / こすもぽたりん ( 2000-10-25 09:57 ) 萌絵ちゃん萌え萌え系掲示板などでは、「森は人物が描けない」などという批判をすると「森作品は全て、高度なパズルなのだから、人物など描く必要はないのではないか」という答えが返ってくるようです。だったら、小説などという形を取らずに、最初からクイズにすればいいのにと思います。 / こすもぽたりん ( 2000-10-25 09:41 ) あー、今日は何だかIEのつっこみ機能の具合が悪くて、烏丸様のページにもう1時間近く居座ってしまっているわ(汗)。 / あちこち汚してしまってすみません。 ( 2000-10-25 08:16 ) んー、私もPC初心者タコですが、それでもこの作品の設定はなんかとてつもなく妙〜な気がしますね。我孫子氏の賛辞は、ミステリ界へのエールだったのでは。でも「……どう考えても16ビットだと思うぞ」という烏丸様のツッコミには笑いました。 / 美奈子 ( 2000-10-25 08:02 ) いやーん、もっと続けてほしいですぅ。あるいはシリーズ第二段ということで後日にでも、烏丸様がお好きだったSFの話など交えつつ、ぜひ。 / 補助頭脳、欲しい! ( 2000-10-25 07:54 ) |
2000-10-24 科学と文学について考える 素材その九 『地球環』 堀 晃 / 角川春樹事務所(ハルキ文庫) | |
【あなたの補助頭脳をチェックしておきたいんです】 |
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本当に。ナボコフとかディックとか、ちくまや早川(おっと)にひきとられてホッとした人も多かったのでは。 / み@サンリオ20冊くらい持ってる ( 2000-10-26 21:03 ) サンリオ文庫はですね,なーんにも考えてない担当者が,海外のSFとか実験的小説とか言われる作家,作品を,よしあしもなーんにもチェックしないで(てゆか,ほかの出版社が相手にしないようなクズばかり)「独占翻訳権」をとってとってとりまくって,それでパンクしたとそれはもうもっぱらの。そのぶん,ほかからは出ないような貴重品もいくつかあったわけですが。 / 烏丸 ( 2000-10-26 11:59 ) サンリオ文庫がつぶれちゃったのと同じ(笑)? / み ( 2000-10-26 06:07 ) きゃー。アホなこと書いたばかりに、奥さまにまでお気づかいいただいてしまってすみません!お許しくださいませ。(反省コザルのポーズ) / でも今度は麗しの奥さまに興味しんしん。 ( 2000-10-26 06:05 ) 「2号の件につきましては,受付で整理券を……」と書こうとしたのですが,家人から,もう少しオシャレなジョークを,と教育的指導が入りました。勉強しなおします。とほ。 / 烏丸 ( 2000-10-26 00:30 ) そういうことやってるから(『人喰い病』の石黒達昌も海燕出身),海燕,つぶれちゃったんですね。 / 烏丸 ( 2000-10-26 00:23 ) シーナ・ワールドは「海燕:小説新潮:SFマガジン」で「5:3:1」の割合ですか。ふうむ……。 / み ( 2000-10-25 17:58 ) おおー、素晴らしい! 拝読した後、紀伊国屋ノースシドニー店までダッシュしちゃいましたよ(本当)。でも『みるなの木』はなかった、残念。(代わりに『地下生活者/遠灘鮫腹海岸』を買いました。)……うう、烏丸様にツボをつかれまくっている私。およめにしてほしい(爆)! でも麗しの奥方がいらっしゃるのでしたね、残念残念。あっ、奥様もここご覧になっていらっしゃるのかな? ごめんなさい上に書いてあるの全部ウソです、単なる悪ふざけです、お許し下さい(ペコリ)。 / 2号の座に甘んじますわ(殴殺) ( 2000-10-25 17:55 ) よくぞ聞いてくれました!(笑) 椎名SFと文芸雑誌については『みるなの木』を例にちょこっと書いています。そちらもご参照くださいな。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:45 ) 「明確な境界線なんてない」のご意見に賛成です。たとえば椎名誠って、出版業界(?)ではどういう扱いなんでしょう? 『武装島田倉庫』に続く連作はもろにSFですよね。言葉の感覚がすごくて興奮しながら読んだ記憶があります。 / 美奈子 ( 2000-10-25 12:31 ) ほほう、なるほど。アンチ筒井の朝日論説委員ですか。丁寧なご説明、ありがとうございます。いろいろないきさつがあるのですねぇ。 / 美奈子 ( 2000-10-25 12:25 ) SF作家のほうは,「ヘンなものは皆取り込んでしまえ」という気概があったのか,シュルレアリスム,ファンタジー,ホラー,ミステリと分類されそうなものも全部書いていました。……と,こんなふうに書くといかにも烏丸がSFのほうに肩入れしているように見えるかもしれませんが,烏丸的にはおもしろければ派閥は何でもよし,小説でもマンガでも映画でもなんでもおっけー,です。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:07 ) 筒井康隆なんて,デビュー当時からSFというよりは前衛的な小説で,ああいうことをできない純文学のほうに問題があった。純文学とミステリはわりあい仲がよいようで,『虚無への供物』の中井英夫は純文学からそんなに嫌われていません。中井英夫にはSF作家が書いたとしか思えない『銃器店へ』という短編集もありました。などなど。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:06 ) SFと文学,SFとミステリの明確な境界線なんてものは,多分ありません。どっちの派閥に属するかの問題と,編集者がSFにアレルギーがあるかどうかの問題だったんじゃないか,と思います(少女マンガでも,「SF」というだけで描かしてもらえなかったとか,そういう話が昔は多かったようです)。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:06 ) 美奈子さま,大江健三郎を例にしたのは,当時,朝日新聞の論説委員がアンチ筒井康隆で,その1年の出版を振り返って,という記事の中で「SFでは大江にこれこれがあった,それ以外に見るべきものは何もなかった」とSFを口にしながら星,小松,筒井らをてっぱん無視した,という故事(だよなあ,今となっては)にならったものです。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:04 ) あっ、しまった。下で?マークを入れるのを忘れてしまい、何だか知ったような書き方になってしまいましたが、私、森博嗣の作品は読んでおりませんです。失礼しました。『空の怪物アグイー』はSFだったのですか(未読にて知らず)。けっこう初期の作品だったと記憶してますが。アグイーというキャラ自体は他の作品にも登場していましたっけ。『治療塔』も、大江がSFを!ということで話題になりましたが作品自体への反響は今いちだったようですね。やっぱり『万延元年のフットボール』のドロドロには負けてますか。 / 美奈子 ( 2000-10-25 07:47 ) ふむふむなるほど、こういう経緯があったのですね。しかし私、SFと文学の境目ってよくわからないです。ミステリ作家が「UNIXでFTP」と書く時代になってきたし、両者を隔てる定義だてって今後ますます難しくなるのでは。 / 美奈子 ( 2000-10-25 07:34 ) この『太陽風交点』事件,当時は朝日新聞の社会面さえにぎわしたというのに,いまや誰も覚えていないし,インターネットで検索しても1か所でしか発見できませんでした……よく見たら,堀晃当人のこさえたホームページ。いかにSFが市民権を失ってしまったか,よーくわかります。この『地球環』にしても,そういう「往時を懐かしむ」という気持ちのない方には,はたしてどんなものやら。 / 烏丸 ( 2000-10-24 14:32 ) むむむむ、SFを最後まで読み通したことのない私ですが、これは興味深い。久々に挑戦してみますですか。 / こすもぽたりん ( 2000-10-24 14:17 ) |
2000-10-24 科学と文学について考える 素材その八 『竜の卵』 ロバート・L.フォワード,山高 昭 訳 / 早川書房(ハヤカワ文庫) | |
【近くて遠い隣人の物語】 |
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たとえば,H.G.ウェルズの『タイムマシン』などの各作品は,技術的には古い時代に書かれたものでも(もちろんタイムマシンそのものは当分できそうもありませんが),今でもこの30年間に書かれたSFの大半よりもよほど「くる」ものがあります。要は何をどう書くかであって,素材は古くなってもいいと思います。えらそーなことを言うなら,書き手がどれほど「今」をまっすぐ見るか,でしょうか。 / 烏丸 ( 2000-10-25 12:57 ) ご指摘の通り、SFで描かれるハードウェアはすぐに古びてしまうから、作家も大変でしょうね。『ソラリス』でも、惑星間の連絡装置に真空管が使われていたような(笑)。でも、優れた作品の本質はそういった弱点を目にしてもなお訴えてくる部分があると思うのですが、いかがでしょう。 / 美奈子 ( 2000-10-25 08:11 ) 出たー!J.P.ホーガン!!なつかし〜!よくわからないまま読んでましたよ〜。フォワードの「竜の卵」はハードSFだったのですか。何となくタイトルからファンタジー路線かな?と思って、手にとっていなかったですよ。 / 美奈子 ( 2000-10-25 07:27 ) |
2000-10-23 科学と文学について考える 素材その七 『空想科学読本 第二版』 柳田理科雄 / メディアファクトリー | |
【柳田理科雄は本名】 |
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しかも,大学の学部もちゃんと「理科I類」だったそうで。ツジツマ合って,ご立派でございます。 / 烏丸 ( 2000-10-24 01:36 ) にょ〜! 逆だったにょ!(©でじこ) カウントダウンすると「タ〜イムボッカーン!」に繋がってしまうにょ。ところで、柳田理科雄が本名だったとわ! / こすもぽたりん ( 2000-10-23 19:01 ) キャプテンウルトラは,ウルトラマンとウルトラセブンが円谷プロ制作だったのに対し,同じ時間枠のタケダアワーでありながら東映の企画制作で,そのためどうも話題からはずされてしまうことが多いようです(実際,特撮はちゃちぃしカタキ役のバンデル星人もしょぼい)。たとえば,主題歌もまま忘れさられており,「ワン、ツー、スリー、フォー、」ではなく,「スリー,ツー,ワン,ゼロ!」なのであります。だって,シュピーゲル号は3分割,主人公もキャプテンウルトラ,ジョー,ハックの3人(人?)なんですから。 / ハックのデザインのチョコ懐かし 烏丸 ( 2000-10-23 17:26 ) ゼットンいますか。ウルトラホークについては帰って読み返してみます。ウルトラホークと聞いただけで、なにやら涙腺が緩みます。キャプテンウルトラは「シュピーゲル、シュピーゲル、シュピーゲル、ワン、ツー、スリー、フォー、そーれゆーけキャプテ〜ンウル〜トラ〜♪」ですね。小林捻持ですねっ! / こすもぽたりん ( 2000-10-23 17:07 ) 本文,大ウソ書いてました。『サザエさんの秘密』より『磯野家の謎』が先です。失礼いたしました。 / 烏丸 ( 2000-10-23 16:07 ) 玉乗りゼットン,おりますおります。ところで,旧版がどっかへ行ってしまいました(泣)。旧版でもやはり「合体という思想をビジュアル化した先駆は『ウルトラセブン』」のウルトラホーク1号となっておりましたでしょうか。その直前に放送されていた「キャプテンウルトラ」のシュピーゲル号がすっかり失念されている……。 / 烏丸 ( 2000-10-23 15:40 ) ↓「いすの」は「いるの」の間違い。どん兵衛食べながら書いてたら間違いちった。今ごろお昼なんですよん。 / こすもぽたりん ( 2000-10-23 15:32 ) おお、旧版を書こうとしていたところでした。新版でも、玉乗りのように地球に乗っかるゼットンはいすのですかい? / こすもぽたりん ( 2000-10-23 15:30 ) と学会の「とんでも本」シリーズが「フィクションは相手にしない」と明記しているのは,このあたりよくわかったうえでのことと思われます。 / 烏丸 ( 2000-10-23 12:22 ) |
2000-10-22 科学と文学について考える 素材その六 『生物学個人授業』 岡田節人,南伸坊 / 新潮文庫 | |
【生命は絶えたことがない】 |
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2000-10-21 科学と文学について考える 素材その五 『アワビがねじれてサザエになった やっぱりふしぎな生物学』 奥井一満 / 光文社知恵の森文庫 | |
【意思と遺伝】 |
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ちなみに,奥井一満氏の光文社知恵の森文庫シリーズでは,1冊目の『ミミズは切られて痛がるか―生き物の気持ちになった生物学』がなんといってもオススメです。奥井センセが,右や左に,怒る怒る。 / 烏丸 ( 2000-10-23 18:18 ) 水美さま,イチオシの本がございましたら,ぜひとも日記で詳しくご紹介くださいまし。ちなみにソロー(岩波文庫)は我が家のどこかにあったと思うのですが,どうも記憶が……。 / 烏丸 ( 2000-10-21 23:07 ) あっ!変換が・・・疑問画、ではなく、疑問が・・・です。たらーーー / ミスの多いミセス@水美 ( 2000-10-21 19:04 ) 烏丸様、僭越ながら、私が読んだ本もご覧になって下さいますか?それは、『人工生命』朝日出版社刊 です。パソコンにはまって、プログラミングに興味を持ったとき読みました。それが、ソローの『森の生活』で、ソローが自然の形態についてもった疑問画、この本の中で解き明かされているのです。あー、不思議なつながり!と涙がちょちょぎれました。ソローも良いですよね。あほな頭で考えたことですから、烏丸様には笑われそうですけど・・・・お許しを! / 本がだいすき@水美 ( 2000-10-21 19:01 ) |
2000-10-20 科学と文学について考える 素材その四 『デジタルな神様』 渡部浩弐 / 幻冬社文庫 | |
【……僕は,誰かにならなければいけない。できるだけ早く。】 |
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こうなると、やたらと気になりますね。 / こすもぽたりん ( 2000-10-24 01:46 ) うーむ,困りましたね。もうちょっと読んでみますが,我が家もなぜかサイバラは散逸していて。 / 烏丸 ( 2000-10-24 01:41 ) 今日は『麻雀で食え』『サイバラ式』『怒涛の虫』『恨ミシュラン』『アジアパー伝』と当たってみましたが、見つかりませんでした。雑誌だったのでしょうか。 / こすもぽたりん ( 2000-10-24 01:15 ) 『おもしろくても理科』とか,かなり広角的に探してはいるんですが。 / 烏丸 ( 2000-10-23 17:27 ) 【花吉のこすもぽたりん】ないですよね〜。どこで見たのかなあ。もしかして単行本ぢゃないとか。それとも金角のアジア漫遊期? いやいや、カラーページだったような記憶が。シミーかなあ。 / こすもぽたりん ( 2000-10-23 17:09 ) それより,花吉の「こすもぽたりん」が,見つからない。これは,私もなんとなく見たような記憶があるので,もう気になって気になって。毎晩,サイバラをばらばらめくって見ていますが,うーむ。花吉が出てくるのは,『鳥頭紀行全部』の前半と,『恨ミシュラン』の後半……ほかには? また,群との対談で,育ちのよい編集者が親戚から「あんな作家とつきあうな」と言われたのは,花吉のことなのかどうか。 / 烏丸 ( 2000-10-23 15:47 ) いやー,どうも見つからないんですが,「最近の本ではなくて」,「つのだじろう,楳図かずお,杉浦日向子の百物語関係の本ではなかった」といったあたりまでは調査済み。全く個人的な記憶欠落の話ですけど……。てゆか,手塚の「百物語」を勘違いして覚えていた,というだけなんでしょうが。 / 烏丸 ( 2000-10-23 15:44 ) なるほど。文庫版の『新説百物語』の冒頭には百物語の解説がありますが、それは烏丸さんが恋焦がれる百物語の解説とは違うわけですね。うーむ、裏をかいて『新耳袋』ということはありませんかい? / こすもぽたりん ( 2000-10-23 15:34 ) ところで,もう「つっこみ」がきかない↓↓町営住宅の怪現象の件ですが,昨夜のフジテレビ系列スーパーナイトでもやってましたね。ニュースステーションよりややあおり気味で「カン!」という音も何度か録れていました。烏丸思うに,コンクリートの収縮などで音がするところまでは事実なんでしょう。そこから「なにかいる」という気持ちが強まり,普通なら気の迷いですむところが集団ヒステリー化した,というあたりでしょうか。30年前に自殺者がいたなんて,ちょっと気のきいた霊能業者なら,裏で調査しますからね。あと,興味深いのは「24軒中14軒が異変を訴えた!」という,残りの10軒の反応です。おしかけ霊能者が「何も感じない」と言ったのも面白い。何しにきたのやら。 / 烏丸 ( 2000-10-23 13:55 ) いや,その本はその話題が出たときにはすでに確認すみで,違うのですよー。 / 烏丸 ( 2000-10-23 01:55 ) 全然関係ない話で恐縮ですが、例の百物語の謎は、つのだじろうの『新説百物語』のようです。 / こすもぽたりん ( 2000-10-23 00:43 ) ほほほ,危ない危ない。それにしても,「中毒ぎりぎりのバッドとリップ」,なかなかキャラが立つ。パラレルワールドでマザーグース推理でもやらせるかにゃ。 / 烏丸 ( 2000-10-21 22:23 ) しまった、「バッドとリップ」で揚げ足ツッコミをすべく考えていたのに、今日見たらちゃんとバッドトリップに直っちゃってた。残念。山梨王の新キャラですかい、とボケる予定だったのに。 / こすもボケりん ( 2000-10-21 14:02 ) |
2000-10-20 科学と文学について考える 素材その三 『意識の進化とDNA』 柳澤桂子 / 集英社文庫 | |
【精神は死をも超越できるということですね】 |
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ところで,遺伝子について学術的に論じた数百冊の本の中で,著者や訳者が女性というケースはほんの数人しかないのですが,その中で著名なのがこの柳澤桂子氏ともう一人が中村桂子氏。同じ桂子さんなのは……全く偶然なんでしょうがちょっと不思議(ついでにいうと,「DNA」をタイトルの一部に使った本の何冊かがアダルトものだったり,レディスコミックだったりするのもなんとなくおかしい)。 / 烏丸 ( 2000-10-23 15:14 ) 逆に言うと,親しい相手にこれ読ませて,『意識の進化とDNA』ごっこ,というのはアリかもしれません。なにかにつけては本を開き,誌とかお経とか読み上げて,「立原道造です」「心が洗われるようですね」 ……先に笑ったほうが負け,ということで。 / 烏丸 ( 2000-10-20 16:45 ) 烏丸さま、了解いたしました。ごていねいにどうもです。そこまでお調べいただく必要はございません、お気を遣わせてしまってすみません。 / 般若心経唱えられたら即、帰るってば ( 2000-10-20 16:35 ) 美奈子さま,ここでの般若心経というのは,サンスクリットから現代日本語への直訳のことです。訳者の名前も出ていたと思いますが今,本が手元にないので……。 / 烏丸 ( 2000-10-20 12:21 ) エルさま,ごく一部はカルト,というか自分が教祖さまになってしまう例もあるようですが,普通は彼らが子供のころから接していたキリスト教,それに宇宙飛行士をやめてから布教に走ったり,牧師になろうとしたり,ともかく首までどっぷりひたってしまうわけです。 / 烏丸 ( 2000-10-20 12:19 ) ほぅ、小説だったのですか……。表紙だけではわかりませんね。それにしても般若心経の翻訳ですか。何語ですかね?もとはサンスクリットでしょうから日本語も翻訳ということになりますわね。 / しょうもないつっこみですみません ( 2000-10-20 07:01 ) 宇宙飛行士の多くが入信する宗教って、所謂カルトのようなものなのでしょうか?科学の徒である彼らが、進化論を否定するようなキリスト教に入信するのですか? / エル ( 2000-10-20 01:51 ) ほかの本はけっこうリアルな話,細かい話があって(国が遺伝子を管理してよいか,とか,遺伝子操作の是非とか)けっこう勉強になるし,面白いんですが,これはなんだか妙にサトリ色の強い本でございました。 / 烏丸 ( 2000-10-20 00:50 ) 柳澤桂子!この方、DNAおたくなのですね。以前はCGで、DNAムービー作ったりして。 / 水美 ( 2000-10-20 00:48 ) |