今後、新しい私評は、 烏丸の「くるくる回転図書館 公園通り分館」 にてアップすることにしました。 ひまじんネットには大変お世話になりましたし、 楽しませていただきました。 その機能も昨今のブログに劣るとは思わないのですが、 残念なことに新しい書き込みがなされると、 古い書き込みのURLが少しずつずれていってしまいます。 最近も、せっかく見知らぬ方がコミック評にリンクを張っていただいたのに、 しばらくしてそれがずれてしまうということが起こってしまいました。 こちらはこのまま置いておきます。 よろしかったら新しいブログでまたお会いしましょう。 |
目次 | (総目次) [次の10件を表示] 表紙 |
2000-12-04 マンガを語る試み 『マンガと「戦争」』 夏目房之介 / 講談社現代新書 |
2000-12-04 マンガを語る試み 『マンガと「戦争」』 夏目房之介 / 講談社現代新書 | |
【ゴルゴの内面や自意識は意味をなさず,そのぶんだけ悲劇は軽くなる】 |
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ふと思うに,マンガ評論家としては夏目房之介のライバルにあたる(そんな意識はないかもしれませんが)関川夏央が『「坊っちゃん」の時代』で描き上げた漱石があのように情けない酒乱のオヤジであるのは,ちょっとだけ笑えるような気もします。 / 烏丸 ( 2000-12-05 13:15 ) 『あの頃マンガは…』は料理でいえば「不味い!」。こちらはせいぜい「量が少ない」ですから格段にマシです。もうちょっと塩加減をなんとかしてほしかったところもありますが。 / 烏丸 ( 2000-12-05 00:57 ) 『あの頃マンガは思春期だった』で、「偉人の孫ってのもタイヘンなのねえ」と思って以来避けていましたが、これは面白そうですな。『日本戦後マンガ全史』の方も、11万なら買うでしょう。 / こすもぽたりん ( 2000-12-05 00:46 ) |
2000-12-03 安楽椅子探偵短編集のイチオシ 『ママは何でも知っている』 ジェイムズ・ヤッフェ,小尾芙佐 訳 / ハヤカワ・ポケット・ミステリ・ブックス | |
【あんた方のおつむも少ししめあげるんだね】 |
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2000-12-01 光あるところに影がある 『史上最強のオタク座談会 封印』 岡田斗司夫・田中公平・山本 弘 / 音楽専科社 | |
【トトロの森のエコ・ジジイ(笑)】
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と思っていたら,続巻,続々巻が出てしまいましたねえ。やはり音楽専科社では文庫系の出版社と付き合いがないのか。今オタク系といえば「光文社知恵の森文庫」か「新潮OH!文庫」なんですが。 / 烏丸 ( 2000-12-05 00:59 ) 文庫になったら買おっと。 / こすもぽたりん ( 2000-12-05 00:44 ) いやいやー,この対談を読むと,「ヘンな人」でないとアニメやっちゃいかんのか〜な気分のハンペンでございます。 / 烏丸 ( 2000-12-02 22:49 ) 声優通に聞いたところによると、「大山さんは変わった人だからねえ…」ということでした。 / こすもぽたりん ( 2000-12-02 22:00 ) あ、惜しい、今見たら11112ヒットざました。 / こすもぽたりん ( 2000-12-02 21:59 ) 「のび太のくせにナマイキだぞ!」を間違って大山さんが読んだりしてほしかった・・。 / あやや ( 2000-12-02 05:06 ) 「だめだなあのび太くんは」「ドラえもんなんか,きらいだあ」……周囲の緊張を想像すると,けっこうすごいものがあります。シナリオ担当者ははらはらしているのか,楽しんでいるのか。 / 烏丸 ( 2000-12-02 02:10 ) 大山のぶよと小原乃梨子は仲が悪いのかあ、と思いつつ観た今日の「ドラえもん」は一味違いましたです。 / こすもぽたりん ( 2000-12-01 19:41 ) 中堅課長が3人そろって,会社の役員,部長の悪口をまとめたようなもんですからねえ。……しかし,本当はここにも載せられないもっとやばい話がいっぱいあるに違いない。 / 烏丸 ( 2000-12-01 18:06 ) 唐沢俊一が「なぜオレを呼ばない」と怒り、読み進むにつれ「呼ばれなくてよかった…」と思ったという本ですな。 / こすもぽたりん ( 2000-12-01 17:54 ) |
2000-11-30 妻は夫の奴隷か!?(←ちょっと大げさ) 『ミミズクとオリーブ』 芦原すなお / 東京創元社(創元推理文庫) | |
【中年夫婦デンデケデケデケ】 |
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もちろん,亜・推理小説といえば泡坂妻夫『亜愛一郎の狼狽』。 / これまたベタ 烏丸 ( 2000-12-01 18:03 ) セミ・ミステリといえば、やはり北村薫『夜の…』 / ベタですんまそん(©おさる) ( 2000-12-01 17:55 ) たら子母さま,烏丸は男尊女卑な本やエロい本も喜んで読みはしますが,この本や加納朋子の解説が嫌なのはそういう点について全く無自覚なことです。わかった上で夫婦の役割分担するのは別によいと思うのですが,どうも芦原すなおは「女は家にすっこもっているものだ」みたいな考え方をかけらも疑ってないようで,それが神経にさわるのです。 / 烏丸 ( 2000-11-30 19:32 ) おっしゃる通りですわ。「青春デンデケデケデケ」買ったけど、たぶん1回通して読んですぐ古本屋に売りました。 / プンプン妻 ( 2000-11-30 18:48 ) |
2000-11-29 作家が選んだ第2位 『サム・ホーソーンの事件簿I』 エドワード・D・ホック / 東京創元社(創元推理文庫) | |
【古き良き時代の犯罪】 |
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2000-11-28 烏丸のそれはちょっといやだ その10 『不肖・宮嶋の一見必撮!』 宮嶋茂樹 / 文藝春秋 | |
【破滅に向かってまっしぐら,写真界の横山やすし】 |
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ネタの多くが不肖・宮嶋のヒット作の後追いであること(「みうら」とか「林眞須美宅」とか),新潟少女監禁事件のように同じネタで2題とっていることなど,週刊文春のグラビアならおっけーでも,単行本にされるとちょと待てな感じです。結局,不肖・宮嶋本がある程度売れるのが明らかになって,ネタが十分集まる前に本にしてしまったということでしょう。 / 烏丸 ( 2000-11-29 12:27 ) いやいや、まったくもってこの本にはやられました。「宮嶋、宦官になっちゃったの?」という感じでございました。 / こすもぽたりん ( 2000-11-29 01:49 ) エルさま,烏丸の「シリーズ」は,書評を書く自分のためのハッパかけのようなもので,たとえばケロロ軍曹のように全体の構成を考えたりしているわけではありません。ですので,また似たり寄ったりの書評が続くと思われます……。しかし,次は何をとりあげましょうかねえ。 / 烏丸 ( 2000-11-29 01:38 ) たら子母さま,文藝春秋としては初めての本ですから,手抜きというよりは勘違いだと思うのですが……内輪のことはわかりませんが,単行本の編集に妙に手馴れた担当者の手による本なのかな,という気がします。宮嶋の魅力はそういうところではなく,不器用ながらしつこくしつこく,だと思うんですが。 / 烏丸 ( 2000-11-29 01:35 ) 「それはちょっといやだ」シリーズ最終回なんですか??もっと沢山読みたいです。。しかしオチが一割引とは。 / エル ( 2000-11-29 00:23 ) それはまた、同じ宮嶋さんの別の本とは天と地の評価の違いですねえ。まあ、製作側も二匹目のドジョウを狙うと手抜きになるんでしょうか。 / たら子母 ( 2000-11-29 00:05 ) |
2000-11-27 烏丸のそれはちょっといやだ その9 『魔術師さがし』 佐藤史生 / 小学館(プチフラワーコミックス) | |
【もどすって? だから“竜”に】 |
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この「マルタの女」,ぽたさま紹介の『恐るべきさぬきうどん 麺地創造の巻』,そして創元の新刊の『ミミズクとオリーブ』(芦原すなお)と,ほんの10日ばかりの間に3か所で四国の話題が目に入った。四国が隠れたブームかなんかなのか。まさかね。 / 烏丸 ( 2000-11-28 12:49 ) |
2000-11-27 烏丸のそれはちょっといやだ その8 『猟奇文学館1 監禁淫楽』 七北数人 編 / ちくま文庫 | |
【その前に体を拭きましょうね】 |
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なお,式=蘭,かつさらに,=間羊太郎らしいのですが,こちらの著者名についてはよく知らないので触れませんでした(現代教養文庫に『ミステリ百科事典』という著作あり)。W大ミステリ研のOBでしたかねえ? ともかく現実の拉致監禁事件,この本の書評,式貴士について,の全部を1回で書くのはちょっと無理でしたね。いずれも舌たらずな結果になって,反省。 / 烏丸 ( 2000-11-27 16:18 ) 蘭光生が亡くなっていたとは…。学生時代の友人で現在N○Cに勤めるネズミ男クンは、出会う女性全員に蘭光生を薦めていたことだなあ。 / ぽ ( 2000-11-27 14:50 ) 「戦争も未来も殺人も」……なるほどおっしゃる通りです。経験者だから優れたものが書けるというわけでもありませんしね。烏丸様による監禁文学傑作の誕生をお待ちしてます! 最初の発表はもちろん「ひまじん」で……!? / み ( 2000-11-27 13:18 ) 「朱の檻」もこの選集に入れるから妙なので,作品として文句があるわけではありません。篠田,小池は,はっきり「監禁」をテーマにして書きながら,ヌルい。式に関しては,「監禁」と「猟奇」をうたいながら式であって蘭でないのはなぜ,ということで編集,築摩のヌルさを感じます。気持ちはわからないではないけど,もっとキツいものがあるのにお茶を濁した感じがしてしまうのです。 / 烏丸 ( 2000-11-27 12:30 ) それから,3000バイトの壁で書ききれなかった点として,谷崎の耽美のことがあるのですが,大正時代にこのような絢爛たる耽美を書いたことは本当に凄いと思います。内容的にも一種徹底している。表現力は烏丸ごときが言うことではない。ただ,「監禁」テーマのオムニバスにこれをいれるべきだったかというとちょっと違う感じがします。 / 烏丸 ( 2000-11-27 12:25 ) そうかもしれませんが,ベルヌが旅行嫌いだったような具合に,実行にいたらない者の想像力にも期待したいのです。そうでないと経験していない者には戦争も未来も殺人も書けないことになってしまいかねない。もちろん,キングが『ミザリー』を書いたのは,ファンに直接監禁された経験はなくともファンの異常心理を常々感じていたため,とかいった具合に,想像の核は必要でしょうが。 / 烏丸 ( 2000-11-27 12:21 ) こういうのはふつうの神経では書けないですよ。耽美や感傷ではね。烏丸様レベルの読者を納得させるようなのが出るとしたら、被害者からしかないでしょう。 / み ( 2000-11-27 11:46 ) 何冊か購入経験有りです。マンガ文庫も数冊・・・あれ?どこにしまったっけ?もしかして、息子たちに見つかったかな?(笑) / akemi ( 2000-11-27 02:42 ) ↓&↓↓,1分違い。惜しい!(そうか?) それはともかく,びっくりしていただいて本望ではありますが……「式」はともかく「蘭」をご存知とは……。エルさまさすが。ちなみに,烏丸はフランス書院文庫に書いたことはありません,はい。 / 烏丸 ( 2000-11-27 01:41 ) それにしても筑摩書房も,こんな普通の文学短編集に「猟奇文学館」はないよなあ。売れればよいのか。 / 買うほうも買うほう 烏丸 ( 2000-11-27 01:38 ) なんと、式=蘭!びっくりでございます。。「また」って・・もしや、フランス書院の作者の1人が実は烏丸さまだったとか・・? / エル ( 2000-11-27 01:37 ) |
2000-11-26 烏丸のそれはちょっといやだ その7 『女(わたし)には向かない職業2 なんとかなるわよ』 いしいひさいち / 東京創元社 | |
【ま,ねかせておいてあげなさい】 |
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この「17の瞳」部分は,いったい何に連載されているのやらっ。まだ連載中なら,買わねばっ。 / 烏丸 ( 2000-11-26 01:24 ) いやあ、17歳の瞳ちゃんは萌えでしたな。あの図書館で本を読む際の姿勢などたまらん魅力でした。近日刊と言われている「となりのののちゃん」も楽しみですなあ。 / こすもぽたりん ( 2000-11-26 01:20 ) |
2000-11-24 烏丸のそれはちょっといやだ その6 『三毛猫ホームズの推理』 赤川次郎 / 光文社文庫 | |
【犯人……見た……】 |
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テレビ版の『探偵物語』のほうの原作は小鷹信光なんだそうですね。幻冬舎文庫から2冊出ていて,読もうかどうか思案中です。 / 烏丸 ( 2000-11-27 00:31 ) おいら、TV版『探偵物語』(工藤ちゃんのやつ)のLD全巻持ってます。貸し出し可。 / バニー服部 ( 2000-11-26 11:47 ) をを,あややさま,『探偵物語』といえば角川映画の……。実はいまだビデオを愛蔵しております(ビデオはβ)。松田雄作がたいへんかっこよい。薬師丸の歌も切ない。 / みーはー 烏丸 ( 2000-11-25 11:40 ) エルさま,三毛猫ホームズを小学校の時にですか……最初の『推理』は,女子大生のうにゃむにゃが背景にあるんですが……まあ,あとはとくにアダルトではなかったとは思いますけど。赤川次郎ってジュブナイルというか,女学生向けの作品もあるのですが,そうすると,そちらの実際の読者は幼稚園児とか。……。 / 烏丸 ( 2000-11-25 11:30 ) 初めて読んだ赤川次郎は、「探偵物語」でした。高校のとき、「赤川次郎って本当にひとりなのか?」って論議が巻き起こりました(あまりにもペースがはやいため) / 中・高ずっと図書委員あやや ( 2000-11-25 07:57 ) 三毛猫ホームズ、懐かしいです。小学生の時に、とりつかれたように読んでいた理由が今、分かりました。。! / エル ( 2000-11-25 00:07 ) |